NECが2015年8月上旬に発売予定の、企業向けの超小型PCです。本体のサイズが180×30×180mmと単行本ほどの大きさで、これにモニターとキーボードを接続することにより、デスクトップPCとして利用できるようです。
「顔認証でログオンできるセキュリティソフトウェアをビジネスPCに標準添付」、「従来比約1/12の超小型デスクトップPC」などのフレーズがつけられています。
顔認証ソフトが標準で添付されていて、パスワードを使わずカメラ機器に顔をかざすことでログインできるとのことです。
その他、OSはWindows8.1、CPUはインテル製のCeleronやCore(i3、i5、i7)、メモリ容量は2GB、HDDは約500GB、などです。
価格は13万9900円(税別)~となっています。
プレスリリース(2015.5.14)のサイトは、http://jpn.nec.com/press/201505/20150514_01.htmlです。
イギリスのラズベリーパイ財団 (Raspberry Pi Foundation) によって開発された、ARMプロセッサを搭載したシングルボードコンピュータです。
ボード上の部品がむき出しになっていて、そのサイズは手のひらに載るほどのコンパクトさです。CPUがARM系、主記憶容量は512MBとなっていて、スペック的には通常のパソコンよりも劣ります。
低価格で購入できる点がひとつの特徴です。最もハイスペックな「ラズベリー・パイ Model B+」でも約4000円と入手できるようです。通常のパソコンで使用していたディスプレイ、KB、マウスなどを接続して使用できるようです。
また、「GPIO」と呼ばれるインターフェイスを具備し、そこに発光ダイオードやモーターなどを接続し、電子工作ができるようになっているようです。センサーから入力した情報により、ライトをコントロールしたり、カメラの撮影をしたりなどの応用が可能なようです。
さらに、「Scratch」と呼ばれる、簡単にプログラムを作成できる言語が搭載されていて、初心者でも簡単にプログラミングが楽しめるようです。このScratchでは、命令の書かれたブロックを配置することによりプログラムを作成するようです。
ラズベリー・パイは、Amazonや若松通商などのネット通販で入手できるようです。
オリンパスが、2015年2月20日に発売した、デジタル一眼ミラーレスカメラです。有効画素数は1605万です。
「シャッタースピード5段分の補正性能をもつ強力なボディー内5軸VCM手ぶれ補正(※)」、「防塵防滴・小型軽量のボディーとレンズシステム」、「シネマ品質の動画を手持ち撮影できる"OM-D MOVIE"」の3点の特徴を有しているとのことです。
(注)5軸手ぶれ補正の技術については以下の記事で解説されています。なお、VCM(Voice Coil Motor)は撮像素子のアクチュエーターです。
江澤 寛:OM-D E-M5 の開発(5 軸対応手ぶれ補正システムの開発),日本写真学会誌 76 (3), 264-267, 2013, https://www.jstage.jst.go.jp/article/photogrst/76/3/76_264/_pdf
上記1点目の特徴にあるように手ぶれ補正機能を強化したため、装着するレンズに関係なく美しく撮影できるとのことです。
オープン価格ですが、11万円前後(本体のみ)と想定されています。
ニュースリリース(2015.2.5)のサイトは、http://www.olympus.co.jp/jp/news/2015a/nr150205em5mk2j.jspです。
キャノンが、2015年2月19日に発売したコンパクト型デジタルカメラです。有効画素数2030万、光学30倍ズームレンズ搭載です。
「スリムボディーに光学30倍ズームレンズを搭載」といったフレーズがつけられています。
高い画素数、高倍率ズーム、さらに手ブレ補正機能の向上などにより、スマホ搭載のカメラとの差別化を図る戦略の製品のようです。
オープン価格ですが、3万3000円前後と想定されています。
ニュースリリース(2015.2.6)のサイトは、http://cweb.canon.jp/newsrelease/2015-02/pr-pssx710hs.htmlです。
企業がSNSやブログ、掲示板などのソーシャルメディアを用いた投稿などから顧客の声を分析することを指しています。
これらの声の分析結果を次の商品開発や顧客サポートの改善などに反映させるという一種のマーケティング手法とされています。
分析結果から問題点を素早く把握しその対策を挙げることはできるようですが、その対策を講じる際の優先順位の判断が難しい点が課題となっているようです。
そこで、メディア上に登場するキーワードと業績(売上げや客数など)との関連性を明らかにしようとする動きが増えつつあるようです。
社会的な課題や問題をビジネスの手法で解決しようとする活動です。
環境保護、高齢者・障害者の介護、子育て支援、まちづくりなど社会に関する課題や問題への取り組みが活動の対象になっているようです。
商品の販売やサービスの有料化などにより得た収益を活動費用に充てるようにしています。この点で、ボランティア活動や慈善活動と異なっています。
ソーシャルビジネスを手がける企業やNPOに参加する若者も増えつつあるようです。ソーシャルビジネスは、欧米などの先進国(源流のひとつは英国)の他、途上国にも広がりつつあるようです。
イベント会場や商業施設の空きスペースなどに突然出店(ポップアップ)し、期間限定で営業する一時的な店舗のことです。ポップアップ・リテールとも呼ばれたりするようです。
ネット通販事業者やメーカーなどがこのような店舗を開設しているようです。前者の場合は、Webサイト上の確認だけで注文することをためらう消費者が存在することを考慮し、実際に商品に触れる機会や場所を提供する目的で開設するようです。また、後者の場合も、消費者と直接接触する機会を持つためにこのような店舗を開設するようです。
ポップアップストアは、ショールーム的な目的での開設が多く、注文は店舗内からネットへアクセスしてネット上で行う場合が多いようです。そのような場合には、レジや店舗内の在庫の管理も不要となり、出店の準備も大げさにならず気軽に行えることから、この種の店舗が増えつつありようです。
また、ポップアップストアを出店した後、客の手応えを感じ、その後、常設店へと発展させたところも知られているようです。一例として、メガネの通販事業を行っている米ワービーパーカーが知られているとのことです。ただ、常設店でも注文はタブレットから行うようになっており店舗での在庫は持たないとのことです。
Webサイト閲覧者が、実際に広告を目にした(インビュー)場合にのみ広告料金を課す課金方式のことです。実際には、広告の占める面積の50%以上が一定秒数以上表示された場合に課金するようになっているようです。
ネット動画広告などでは、「インプレッション(広告表示)課金」、即ち、広告が画面に表示された場合に広告料金が発生する課金方式が多く採用されているようですが、スマホ上のインプレッション課金の場合、画面サイズが小さいことから表示される広告が見えにくくなることが問題となっていました。
この問題の解決策として登場した課金方式で、例えば、AOLプラットフォームズ・ジャパンの「in view Video」では、広告面積(ピクセル)の50%以上が最低1秒以上スマホ画面に表示された場合、広告料金が発生するようです。また、ニューステクノロジーの「TRAILERS」も同様だそうです。広告料金は、in view Videoが2.5円/ビューに対し、TRAILERSは1.2円/ビューとのことです。
富士フイルムが、2015年6月25日に発売予定のミラーレス一眼カメラです。有効画素数は1630万です。
『動いている被写体に強い「新AFシステム」と世界最短表示タイムラグの「リアルタイム・ビューファインダー」搭載』といったフレーズがつけられています。
高速AF(自動焦点)性能が特徴で、最速で0.06秒とのことです。動きの速い動物やスポーツの撮影にも対応できるようです。本体の上部には3つのつまみがついていて直感的な操作を楽しめるようです。また、液晶モニターは可動式となっていて様々なアングルからの撮影が可能とのことです。
本体サイズは、(幅)118.4mm×(高さ)82.8mm×(奥行き)40.8mm (奥行き最薄部31.9mm)、重さは、約381g (付属バッテリー、メモリーカード含む)となっています。
オープン価格ですが、店頭では、本体のみが9万円前後(税抜き)と想定されています。
ニュースリリース(2015.5.18)のサイトは、http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0977.htmlです。
日本マイクロソフトが、2015年6月19日に発売予定のタブレット(多機能携帯端末)です。
高速通信サービスLTEに対応しているようで、これは世界で最初のようです。
画面サイズは、2014年に発売された「サーフェスプロ3」の12型に対し、10.8型と小型化されているようです。
CPUはインテルの「アトム」、OSは「ウィンドウズ8.1」とのことです。
ソフトバンクモバイルと戦略提携し、ソフトバンクモバイルが通信回線と一緒にこのタブレットを個人や法人に販売していくとのことです。個人向けはワイモバイルが販売、法人向けはソフトバンクが販売するとのことです。
価格は、個人向けが8万8344円(税込み)~となっています。
プレスリリースのサイト(2015.5.19)は、http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20150519_09/です。