カシオ計算機が、2019年6月に発売予定の、学校の授業などでの使いやすさが考慮された新型プロジェクターです。我が国よりも授業でのIT活用が進む欧米などは、この4月より売り出されるようです。
「ワンクリックで簡単に無線投映できる水銀フリープロジェクター」「ICT教育を支援するエデュケーショナル・ソリューション機能を搭載」といったフレーズが付けられています。
ICT活用が進む教育現場での使いやすさを考慮した9つのES(Educational Solution)機能が搭載されているとのことです。
例えば、以下のようなものです。
「ワンクリックコネクション」:パソコンに専用ソフトをインストールし、ワンクリックコネクションファイルをダウンロードしておくと、後者のファイルを開くだけで、パソコンとプロジェクタとが接続され、パソコン画面を無線投映できるようです。ケーブル接続や無線設定の時間が必要ないようです。
「モデレーター機能」:PC、タブレットやスマホなどを最大40端末分同時にプロジェクターに接続でき、この機能を利用することにより、どの端末の画面を投映するかを選べ、また一度に最大4画面を並べて投映して比較・検討することもできるようです。
「PCリモート」:パソコンの画面を手許のスマートデバイスにミラー表示する機能であり、この機能を利用すると、パソコンのある教壇にいちいち戻ることなく、室内のどこからでも資料の切り替えやページめくりが可能となるようです。なお、パソコンおよびスマートデバイスには事前に専用ソフトのインストールが必要です。
このプロジェクターは、学校の授業での利用が想定されていますが、もちろん企業での会議やプレゼンなでにも効果的に利用できるようです。
その他、仕様としては、投映方式がDLP、表示解像度が1920×1200ドット、輝度が4000ルーメン、画面サイズが30~300型、装備されているインターフェイスが、HDMI×2、アナログRGB×2、コンポジットビデオ×1、有線LAN×1、USB2.0ポート×2、本体サイズは357(幅)×124(高さ)×337(奥行)mmで、重さが約5.9kgなどです。
製品紹介の動画サイト(9分35秒)は、https://www.youtube.com/watch?time_continue=242&v=J34e_ydtq3Uです。
価格はオープンです。
ニュースリリース(2019.2.21)のサイトは、https://www.casio.co.jp/release/2019/0221_dpj/です。