気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"Sakura.io(さくらインターネット)"とは

2017-08-26 23:43:25 | IoT・デバイス・プラットフォーム・変革

データセンター運営の「さくらインターネット」(1999年8月17日設立、本社は大阪府大阪市)が、2017年4月18日に提供開始した、IoTの構築サービスです。「サクラアイオー」と読みます。

サクラの所有するクラウドサーバーに簡単に接続できる通信モジュールが提供されます。ユーザーはこの通信モジュールを購入し(注:税抜で8000円)、それをカメラやセンサー、ドローンなどに取り付けると、高速の専用LTE回線経由でサーバーに接続され、撮影した写真やセンサーデータをサーバーに蓄積することができます。

通信モジュールは、2017年7月までに電機メーカの技術者やスタートアップ企業などに1000台以上が売れたようです。

スマホ向けアプリ開発を手掛ける「jig.jp(ジグジェイピー)」(2003年5月28日設立、東京都渋谷区)は、この通信モジュールを利用して福井県鯖江市の路線バスの運行状況をスマホから確認できるアプリを開発したとのことです。

プレスリリース(2017.4.18)のサイトは、https://www.sakura.ad.jp/press/2017/0418_iot_platform_sakura-io/です。


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"フィルターバブル"とは

2017-08-24 23:23:32 | マーケティング・消費者行動

消費者が、興味関心のある情報のみを受け入れる「フィルター」を、自分の周囲に「バブル」(泡)のように張り巡らし、それ以外の情報に触れなくなっている、ような状態を、このように呼んでいるようです。

インターネットのサービスやこれまでのネットマーケティングは、消費者による「フィルターバブル」を助長するような戦略で進められてきているようです。即ち、消費者が受け取りたいであろう情報を積極的に提供し、逆に受け取りたくない情報は排除できるように、といった具合です。このように、利用者の利便性を考慮した「パーソナライズ化」が図られてきているようです。

しかしながら、消費者によるフィルターバブルを行き過ぎた形で助長するような戦略は、逆効果になるとの指摘も出てきているようです。即ち、販売促進の色が滲み出ているような情報を提供しても、消費者は触れたくない情報として、フィルターバブルによって逆に跳ね返され、消費者へ届きにくくなってしまうようです。

消費者のフィルターバブル的な行動に対し、企業としての情報提供の在り方を見直す必要が認識されつつあるようです。


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"アドプレイス(NCD)"とは

2017-08-23 23:30:32 | マーケティング・消費者行動

システム開発の「NCD(日本コンピュータ・ダイナミクス)」(注:1967年3月16日設立)が、2017年8月21日にサービスを開始した、インターネット広告枠を売買できるサイトです。

広告主は、ネット通販サイトで陳列商品を購入するように、「アドプレイス」上で色々な媒体社が出品した広告枠を購入することができ、当該枠へ広告を掲載することができます。通常の広告出稿業務と比較し、契約から入金までのほとんどの手続きがこのサイト上で行えるようです。

広告主からすると、従来の自動配信方式で起こり得た、自分が意図しないような反社会的なサイトに掲載されてしまうというようなケースも防くことができます。一方、媒体社からすると、自社サイトの知名度のせいでPV(Page View)数が低く広告集めに苦労しているような場合、「アドプレイス」上で広告枠を売り込むことができるといったメリットが考えられます。

「アドプレイス」では、出品される広告枠を持つサイトの分野だけでなく、広告料金や掲載期間で広告枠を検索することもできるようです。

このサイトを運営するNCDは、手数料として広告料金の13.6%を媒体社から受け取るようです。

プレスリリース(2017.8.21)の内容のサイトは、http://www.ncd.co.jp/wp-content/uploads/2017/08/press_20170821.pdfです。


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"PMP(Private Market Place)"とは

2017-08-22 23:29:51 | マーケティング・消費者行動

ネット広告において、限定された広告主と媒体社との間で行われる形態の取り引き、のことです。

登場の背景として、ネット広告が広告主の意図しないサイトに掲載され、広告主のブランド価値を傷つける問題(※)への対策の必要性があります。

※ 例えば、米AT&Tや米ベライゾン・コミュニケーションズの広告が、ヘイトスピーチや過激思想を含む、動画配信サイトの動画に掲載されたり、国内でも企業のネット広告が「2チャンネル」のまとめサイトなどに掲載されたり、しているようです。

広告主の意図しないサイトへ掲載されてしまう原因として、これまでの掲載の仕組みが、広告主側の条件(広告サイズや金額など)とサイト側の条件(掲載場所、広告単価など)とをシステム上で突き合わせ、マッチングに成功すると瞬時に掲載する形になっていて、掲載候補サイト数の膨大化に伴い、チェックが追い付かなかったり、仮に追いついたとしても是非の判断が難しいサイトが多数存在したりすることが挙げられているようです。

2017年春にPMPのサービス「AJA PMP」を開始した「AJA(アジャ)」(注:サイバーエージェント系の広告技術会社、2016年11月1日設立)は、取り引きに参加する企業が満たすべき条件を20程提示し、これらの条件にマッチする企業に限定しているようです。

AJAのプレスリリース(2017.5.18)のサイトは、https://www.cyberagent.co.jp/newsinfo/press/detail/id=13707です。


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"ProBeam(プロビーム) HF80JG(LGエレクトロニクス)"

2017-08-21 23:20:33 | 小型家電・スマート家電

LGエレクトロニクスが6月21日に発売した、持ち運び可能なコンパクト型家庭用プロジェクタです。

「2,000ルーメンの明るさと約2万時間の光源寿命を実現」といったフレーズが付けられています。

明るい所でも鮮明は映像を楽しめ、最大120型の大画面まで対応できるようです。

長寿命のレーザーダイオードの光源を使用し(注:同社プロジェクタとして初めて)、優れた明るさや色合いに加え、光源寿命は20,000時間(毎日4時間使用して最長13年間ランプ交換不要)になるとのことです。

小型スピーカー2基を内蔵しているため、映像以外に音声の再生も可能とのことです。

iOS / Android機器(スマホ、タブレットなど)に有線で接続し、小さな画面の映像を大画面で楽しむことができます。また、スマホのMiracastやPCのWiDiなどのScreen Share機能にも対応し、ケーブルを接続することなく手軽に映像を楽しむこともできるようです。USBメモリを装着すると、内部に保存されている各種ドキュメント、動画、画像、音声などを簡単に再生できるようです。

また、近距離無線通信規格Bluetoothを利用し、外部スピーカやワイヤレスイヤホンを接続して音楽を楽しんだりもできます。

投写した画面のゆがみを自動補正する機能もついているようです。

本体のサイズは108×252×144 mm、重さは2.1kgで、片手で持ち運びできるとのことです。消費電力は140Wです。

オープン価格ですが、税抜19万円程度と想定されています。

プレスリリース(2017.6.14)のサイトは、http://www.lg.com/jp/press-releases/20170614-projector-probeam-hf80jgです。


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"FPVコンパクト ドローン(三栄書房)"とは

2017-08-18 23:30:34 | ドローン

三栄書房(注:1947年10月創業、東京都新宿区)が、2017年6月29日に発売した、手のひらサイズのドローン(ホビー機)です。中国製です。重さが200g未満のため、航空法で定める無人航空機(注:ドローン、無線操縦機、農薬散布用ヘリなど)には該当しないようです。

カメラ(30万画素)が内蔵され、Wi-Fi機能によりカメラからスマホやタブレットに撮影画像を転送できるとのことです。付属のコントローラによる操作とは別に、スマホに専用ソフト(無料)をインストールすると、スマホ上で映像を見ながら操縦することも可能なようです。対応OSはiOS 7~10/Android 4.1~7.1です。

本体のサイズは、約160 × 160 × 27mm(アーム展開時)/約65 × 65 × 27mm(アーム収納時)です。

価格は税込9990円で、全国の書店、アマゾン、三栄書房の通販サイトで販売されているようです。

三栄書房の製品紹介サイトは、http://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=9579です。

また、紹介用動画(YouTube)のサイトは、https://www.youtube.com/watch?v=1FgeTUisEOEです。


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"EOS Kiss X9(キャノン)"とは

2017-08-17 23:01:01 | PC・カメラ・他デジタル機器

キャノンが7月28日に発売した、初心者向けのディジタル一眼レフカメラです。有効画素数は(初心者向けカメラにも関わらず上位機種なみで)約2420万です。

「世界最軽量の小型ボディーに充実した基本性能を搭載」といったフレーズが付けられています。

本体のサイズは約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mm、重さ(本体色ブラックの場合)は約453g(バッテリー、カードを含む)/約406g(本体のみ)で500mlのペットボトル飲料よりも軽いということです。

また、液晶モニターは指で触れてピント合わせや設定変更などの操作ができるようになっているとのことです。

オープン価格ですが、レンズ付きで税抜7万5000円前後と想定されています。

ニュースリリース(2017.6.29)のサイトは、http://cweb.canon.jp/newsrelease/2017-06/pr-eoskissx9.htmlです。メーカ仕様のサイトは、http://cweb.canon.jp/eos/lineup/kissx9/spec.htmlです。


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"Cariot(フレクト)"とは

2017-08-15 23:35:10 | 宅配便・輸配送(管理)サービス

ソフトウェア開発の「フレクト」(注:2005年8月設立、東京・中央区)が開発した、クラウド型コネクテッド・カー・アプリケーションです。”キャリオット”と読むようです。”Cariot”とは、”Car”+”IoT”から来ているようです。

Cariotは、Salesforceプラットフォ―ム(※)と連携するクラウド型の車両管理アプリケーションで、 車両に専用のGPS端末を装着することにより、利用可能になるようです。 速度、走行距離、燃費など車両内部から得られる情報とGPS機能から取得できる位置情報とがリアルタイムに専用サーバーへ送信されます。蓄積された情報を分析することにより、配送ルートの最適化、到着時刻の予測、取引先との位置情報の共有などが可能なようです。

※ Salesforceの製品紹介サイトは、https://www.salesforce.com/jp/products/platform/overview/です。

コンサルティング大手の「PwCコンサルティング」(東京・千代田区)は、フレクトと協業し、2017年5月22日より、Cariotを利用した企業のグローバルロジスティクス業務改善事業を開始したようです。

PwCコンサルティング合同会社のプレスリリース(2017.5.22)のサイトは、https://www.pwc.com/jp/ja/press-room/global-logistics170522.htmlです。


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"ブロックチェーンを活用した在庫管理システム(PAL)"とは

2017-08-13 23:53:27 | 倉庫・保管業務・サービス

物流受託サービス「PAL」(2000年12月設立、大阪市)が、フィンテックVBである「ソラミツ」(2016年2月設立、東京・千代田区)と共同で開発し、2017年秋にサービス開始予定の、ブロックチェーン(分散型台帳技術)を活用したリアルタイム在庫管理システムです。

このシステムは、「正確な在庫情報を自動で取得するシステム」と「ブロックチェーンを活用しリアルタイムで在庫情報を連携するシステム」との組み合わせで構成されます。即ち、棚や荷物に専用のICタグを取り付け、ドローンやAGV(無人搬送機)でそれを読み取り、読み取った情報はブロックチェーン上に書き込み、荷主や3PL事業者とリアルタイムに連携することが可能、とのことです。在庫情報だけでなく、出荷情報や配送データ等ともシームレスに連携できるようです。

なお、ブロックチェーンは、ソラミツが提供する「Hyperledger Iroha」(注:Hyperledgerプロジェクト(※)において、世界で3番目に採択されたブロックチェーン・フレームワーク)を活用するとのことです。

※ ブロックチェーン技術を推進する無料のオープンソースプロジェクト。2015年末に発表された、ブロックチェーンを共同開発するプロジェクト「Open Ledger Project」が改名し、2016年2月より「Hyperledger プロジェクト」となっているようです。

プレスリリース(2017.7.7)のサイトは、http://www.pal-style.co.jp/index.php?id=1026です。


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"ピクトグラム"とは

2017-08-12 23:09:45 | コンテンツ一般

空港やホテルなどに表示されている案内用の絵文字や図記号のことです。ピクトグラフとも呼ばれるようです。

1964年の東京五輪の際、日本を訪れた外国人が困らないようにと、電話やトイレのマークを作ったのが始まりとのことです。

2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、JIS Z8210(案内用図記号)として規格化されているピクトグラムが改正され、これまで日本で使用されていた、駐車場、救護所、手荷物受取所など5つのマークが国際的に普及しているものに変更されたり、コンビニ、無線LAN、自動販売機や充電コーナーなど16種のマークが新たに作成されたり、さらに温泉マークのようにこれまでのものと新たなものとをいずれも可能(使用者任せ)とするなどの対応がなされたようです。

経済産業省のニュースリリース(2017.7.20)のサイトは、http://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170720002/20170720002.htmlです。

また、関連資料のサイトは、http://www.meti.go.jp/press/2017/07/20170720002/20170720002-2.pdfです。


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