毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

1年生に「南中ソーラン節」特訓   2011/01/07(金) No.46

2011-01-07 20:22:54 | 中国事情
 午後1時過ぎ、1年生のリーダー5人、3年生の楼さん・郭さんカップル(1年生への指導、通訳、音響係)が我が宿舎にやって来た。いつもいつも彼らは手土産持参だ。今日はリンゴ6個と大きな一房のバナナ。家からの仕送りのお金を使わせるのは、本当に申し訳ない。でも彼女ら、彼らの両親は、「よそのお宅におじゃまするときにはきちんと何か持って行くように。」と躾けてもいるのだろう。ありがたくいただくしかない。

 それにしても、中国では教師の家に行くことが、大学生でもワクワクすることらしい。1年生がスキップせんばかりの浮かれ様で部屋に入って来たときは、まるで中学生のようだった。日本では大学生が先生の家に行くという設定にまず無理がある。「何が悲しゅうてそーゆーことするかな。」みたいな。

 さて早速練習開始だ。事前にリビングのテーブル、椅子、ソファ-などを脇に除けて、ダンススタジオみたいにしておいたが、12畳ほどの広さに前列3人、後列2人でちょうど収まった。
私はこの「南中ソーラン」を練習して4日目だ。太ももの痛みはまさに限界に達している。そこで得意の口先ばかりで「ああ、だめだめ。もっともっと腰を低くして!」とか言いたい放題言いまくった。

 楼さんが、的確に指図したのと、1年生の精鋭達が見事にポイントを掴み、上手く体現したのとで、夕方5時にはなんとインターネットの動画で流したいほどカッコ良く仕上がった。
特に、「どっこいしょ、どっこいしょ」と「やーーーーーれんそーーらん、そーらん、そーらん」の力の入った網の引き方、腰の落とし方が並々ならぬ労働者魂を表現してるって言うか。(たぶん、明日は筋肉痛だろうなあ。)
 あと、特筆すべきは郭さん(パソコンの神様)の音響係としての活躍だ。ガールフレンドの楼さんに「音楽!」「もっと前のところ!」とかビシバシ言われても、「はい、はい。」と苦笑しながらチャッチャと音を出してくれた。ふと見ると郭さんは、どことなく手塚治虫に似ている。風貌も平和主義者なところも。そして彼は来年に向けて、日本への留学に焦点を絞りつつある。
みなさん、コンピューターテクノロジー関係で、安くて良い大学院はないでしょうか。郭さんに紹介してくださ~い。
コメント
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