毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「一月、春節前の菏澤の一コマ」No.1879

2017-03-02 23:36:29 | 中国事情

キャンパスの一角に1月咲いていた花。

冬休みの後、戻ってきて場所を確認したのですが、

花は既に完全に消えていました。何という名前なんでしょう?


さて、一か月半前の話で恐縮ですが、

冬休みに帰省する直前、

英語学科のEVE先生から声がかかって食事会に同席させていただきました。

そこに英語学科の卒業生、Sさんも来ていました。

彼はフィリピンやアメリカから来ている英語学科の教師たちにとって天の助け的存在で、

もう卒業後2年は経ているのですが、いまだに

英語圏の外国人教師に何かトラブルがあるたびに

いろいろ世話をしたり手助けをちゃっちゃとしてくれています。

(学生の頃からそうしているそうです)。

一体どうやって生計を立てているのか聞いたところ、

なんと菏澤市内に英語塾を立ち上げて経営をしているのでした。

下はオフィス兼教室にちょっぴり恥ずかしそう(でも誇らしげ)に立つSさんです。

この塾は菏澤のダウンタウン地域にあり、塾のビルの外は

高層ビルが林立していました。

普段大学キャンパス周辺しか見ていない私は(ええ?ここも菏澤なのかい!)と

その大都市ぶりに驚きましたよ。

曇って見えるのは、大気汚染のせいです。

菏澤は北京に負けず劣らず、空気の汚染が甚だしい地域です。

牡丹の花しか取柄がないとか言いながら、鴻海の工場があったりして、

いろいろ汚染の原因には事欠かないようです。

日系企業は一つもありません。

日本人も常駐していないそうです(私以外)。

 

ビルの下に降りると、バイクがズラリ。

バイクと言ってもこれは運転免許の必要がなく、誰でも気軽に乗れる機種なので

多くの女性たちが愛用しています。

 

食事会は実は、英語学科の中国人の先生(左から2人目、右隣は娘さん)の招待でした。

左端のテイラー先生(アメリカ出身)は今はもう菏澤から去り、

アフリカのウガンダに行きました。

今頃ウガンダの大学でトロンボーンを教えていることでしょう。

右から2人目のEVE先生はフィリピン出身で、

中国での教師歴は東北各地などを含め、既に10年にも及ぶそうです。

彼女はどこにでも一人でホイホイ旅に出ます。

中国語はサッパリなのにね~。

こうしてみると、外国人教師って、流浪の民ですね~。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする