↑NHKのWEB特集「『非正規公務員」の声に向き合って欲しい」よりhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165911000.html
「公務員」といえば
「安定した職業」、「福利厚生が手厚いのでのん気に暮らせる」
と思われる方が多いですね。
少し前、日本維新の会が大阪維新の会だったとき、あの橋下徹さんが
「庶民はみんな苦しい中で頑張っているのに、
公務員だけ既得権を享受して生活をエンジョイしている。
大阪市役所の職員は怠け者ばかりだ。」
と声高に攻撃の切っ先を向けていた対象です。
大阪の庶民の多くはその言葉を聞いて信じこみ、
(公僕のくせに高給を取って怠けている)と公務員を憎みました。
(多分今もね)。
全国的にも、庶民は公務員に厳しい目を注いでいます。
しかし、その攻撃を浴びている人々の多く(平均30%以上)は、
安い給料、劣悪な労働条件の下で
正規の公務員と同じように働いている「非正規公務員」です。
私には、今の公務員バッシングは、
貧乏人が貧乏人を憎むように仕向けた者たちによって作られ、
多くの人たちがまんまとそれに踊らされている状態であると見えます。
憎むべき対象は貧乏な「公務員」ではなく、
非正規労働による安価な労働の供給体制を作り出してきた
仕掛け人=経団連べったりの政治家たちでしょう。
政治を変えなければこの地獄は加速され、
私たちに残されるものはただ、竹中平蔵さんが言ったように
「貧乏人になる自由」だけです。
↓下は茨城県鹿嶋市の公務員の内実です。
2005年から14年間でこんなになっちゃったんですね。
政治のオカゲです。
NHK・WEB特集「非正規公務員」の声に向き合って欲しい 2019年11月6日 19時02分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012165911000.html