星野源さんが歌う動画の隣で犬と戯れ、
飲み物を飲んだり、読書したり、と優雅にくつろぐ首相の動画。
首相は、自分が休む手本を示しているつもりでしょうか。
休みたくても補償がないので休めず、
毎日感染の危険におびえながら仕事に出かける庶民は
これを見てどう思うか、分かろうともしないのですね。
「貴族かい!」「何様のつもり!」という声は、
ツイート欄に「いいね」しかないので届かないのかも。
もし「いやだね」があれば、100万回以上になるでしょう。
上のアベ首相の文は、3月にメルケル首相が国民に向けた
メッセージの一部と似ています。
私たちは皆、スカイプや電話、Eメール、あるいはまた手紙を書くなど、好意と友情を示す・・・多くの可能性があると私は確信しています。 (メルケル首相)
似ていてもいいですけどね、
メルケルさんはただ家に居ろと言っているだけではなく、
次の約束をしているんですよね。
私は皆様に約束します。連邦政府は、経済的影響を緩和し、特に雇用を守るために可能なことをすべて行います。
わが国の経営者も被雇用者もこの難しい試練を乗り越えられるよう、連邦政府は、必要なものをすべて投入する能力があり、またそれを実行に移す予定です。(メルケル首相)
この約束は決して掛け声だけの空手形ではなく、
実際にドイツでは、ドイツ在住の日本人フリーランサーが
オンライン申請後わずか2日で
緊急支援金60万円が振り込まれたことが伝えられています。
外国人にもこの金額、この速さで支給しているドイツ。
かたや、ただ家に居ろ、協力しろ、というだけで、
補償も給付も語らないドケチな安倍政権。
それだけでなく
「これでもたない企業なら、潰すから」、
「働かざる者食うべからず」
と、庶民の困窮を見ながらせせら笑う自民党。
国民の信託を受けて国会議員になったはずの人たちが
殿上人のように国民を見下しています。
自民党によって日本が壊滅的に壊されつつあるのを
為すすべもなく見るしかないのでしょうか。
こんな冷酷な政府に殺されるのかと思うと、
私は無念でなりません。
それでなくとも、毎日数時間しか仕事に行かないこの首相が
ここまでのんびりしているのを見ると、胸がざわつきます。