8.6ヒロシマ
松井広島市長は
ガザやヨルダン川西岸でパレスチナ人の子どもも大人も皆殺しを続けるイスラエルを招待し、
式典の邪魔になるからと
昨年まで自由だった市民のプラカード、横断幕、ゼッケンなどを全て禁止して
これまでにない制限付きの記念式典を行った。
平和宣言で松井市長は核抑止力に頼る政治からの転換を訴えたが、
アメリカ、イスラエルをはじめ、参列した核保持国の代表者は
この言葉に少しは感銘を受けただろうか。んなわけないわ。
8.9ナガサキ
欧米"主要6カ国”(自分たちで主要国と言っている)+EUが
「イスラエルを招待しないと俺らも参加しないからな」と威嚇する中で、
被爆二世の鈴木長崎市長は、イスラエルを招待せず淡々と式典を遂行した。
そもそも原爆を投下して民間人の子どもや大人数十万人を殺戮したアメリカは
ただの一度も謝りもせず、
あれは正しかったとことあるごとに厚顔無恥、人でなしの発言を繰り返し、
2016年、オバマが参列して以来さらにどんどん調子に乗って、
核保持O.K.、またそのうち使うかもねといった態度で
何よりも腹立たしいことにこの記念式典の参列国の顔ぶれにまで
口出しするようになった。
「おう、おう、俺らの身内も入れろよ。入れないと式典ボイコットするからな」と。
なんだ、これは。お前の式典じゃないだろう。
寛容に参加を許してやったあげくにこれだ。
鈴木市長は
「本来ならばむしろロシア、ベラルーシ、イスラエルなど紛争当事国こそ呼ぶべきだと思う」
と述べた。私も全世界の争っている国々がヒロシマ・ナガサキに来て
核兵器が人間をどうしてしまうか、しかと見定め、反省するべきだと思う。
しかし、諸般の事情でロシア、ベラルーシを招待できないなら
当然イスラエルも無理だ。
長崎市は「式典実施への支障はない」と判断し、
駐日パレスチナ常駐総代表部に招待状を送った。
私は鈴木長崎市長はできる限りのすばらしいことしたと思う。
↑長崎市長の平和宣言に引用された詩の作者福田須磨子さん
「原爆を作る人々よ!
しばし手を休め 眼をとじ給え
昭和二十年八月九日!
あなた方が作った 原爆で幾万の尊い生命が奪われ
家 財産が一瞬にして無に帰し
平和な家庭が破壊しつくされたのだ
残された者は無から起ち上がらねばならぬ
血みどろな生活への苦しい道と
明日をも知れぬ原子病″の不安と
そして肉親を失った無限の悲しみが
いついつまでも尾をひいて行く
・・・・・・
原爆を作る人々よ!
今こそためらうことなく
手の中にある一切を放棄するのだ
そこに初めて真の平和が生まれ
人間は人間として蘇ることが出来るのだ」
↓下の長崎平和宣言を開くと最後に「この平和宣言に賛同される方は〈賛同〉をクリックしてください」とあります。私は即賛同しました。