「それで何人死んだんだ?」
いかにアベ政権が沖縄県民の命を軽く見ているのかが
如実に現れている松本内閣府副大臣(元沖縄北方担当)の野次。
ーーー【共同通信】
松本文明内閣府副大臣(自民党)が25日に行われた衆院本会議での代表質問の際、沖縄県での米軍ヘリコプター不時着を巡って不適切な内容のやじを飛ばした責任を取り、安倍晋三首相に辞表を提出した。
関係者によると、やじが飛び出したのは25日の衆院本会議場。松本氏は米軍ヘリの不時着などを取り上げた共産党の志位和夫委員長の質問に対し「それで何人死んだんだ」などと発言した。
国会で共産党の志位委員長が代表質問している最中、
こともあろうに沖縄北方大臣も務めた松本文明が
「それで何人死んだんだ?」と。
26日に辞任したそうですが、
その辞任の言がまた腐っています。
「不規則発言で、人が亡くならなければいいのかというような誤解を招いた」だと。
不規則発言とは、
【議会などで、議事に関係の ない発言。野次などのこと】(goo国語辞書)、
【審議中のやじを指す 国会用語】(コトバンク)
とあるので、つまり野次のことですね。
「それで何人死んだんだ」は野次である。
それはそうでしょう。異議ありません。しかし、
「それで何人死んだんだ」が
「人が亡くならなければいいという誤解を与えた」
というのは全く意味不明です。
「それで何人死んだんだ」と聞いた時、
(ああ、この人は、人が死ななきゃ窓が落ちようが、
ヘリが落ちようがどうってことないと思っているんだ。
いつ、どこに落ちてくるか分からない恐怖の下で暮らす県民の気持ち、
しかも、毎日、朝から晩まで超うるさい騒音にかき乱されて生活する
県民の気持ちなんか想定外なんだ)
と誰しも思うでしょう。その他にどのように考えられます?
それが誤解だと言うなら、では真意は何なんですか。
それを説明できなければ、
「誤解」という言葉は使ってはいけません。
そう言えば稲田元防衛大臣も
誰も誤解していないのにやたらと
「誤解を招いたことは申し訳ない」を連発していました。
そう言えば真意を曖昧にできるから、
庶民なんか簡単に誤魔化せるだろうと思ってのことでしょう。
私たち庶民は本当に舐められてしまったものです。
しかも、国権の最高機関である国会(国会ですよ!)で、
そういう人命軽視・人権無視の発言をのうのうと言えるほど
今の政権は腐れカボチャ以下の存在に成り果てているのです。
まもなく、名護市長選があります。
普通なら稲嶺市長が当然再選されるものですが、
今回、国家は総がかりで稲嶺市長を引きずり下ろそうと
捏造満載でどんな汚い手段も使ってくる(きている)でしょう。
名護市の皆さん、
沖縄県民の誇りを持って選挙に行ってください。
沖縄を奴隷のように落としこめている日本の現政権の
推薦する候補者に一票を投じることは
未来の子どもたちに基地だらけの沖縄を残すことになるのです。
戦争になったら、まず一番にターゲットになるのは
米軍基地のある沖縄です。
米軍や日本政府が沖縄を守ってくれるなど、
インポッシブル、有り得ません。
過去を振り返れば、確かにそうだなと思うでしょう。
そうだ!こう言いたかったんだ!!
と思っているだけで、知識や語彙の乏しい私には表現できなくて、「そうだ」「そのとおり!!」と同調することしかできません。
国会中継を見ていると、首相の答弁のおざなり加減・ただ原稿を読んでいるだけで繰り返し同じことしか言わないし、信念なんてかけらも見えないし、質問者が懸命に訴えているのに居眠りまでするし・・・・・怒りは次第に情けなさに変わっていき、TVを消してしまいます。
心無い首相の元では心ない閣僚しか育たないのでしょうね。野中さんが亡くなられて、自民党の中に「物申す」人がもう居ないのでしょうね。
沖縄県民に申し訳ない気持ちでいます。