選挙の過程を振り返り、
今回一番心に残っているのが、日本共産党の池内沙織さんの演説だった。
東京12区から立候補し、見事衆議院議員になった32歳の若者だ。
はっきり言って私は日本共産党には昔から違和感があった。
唯我独尊、批判を許さない決めつけ体質を感じ、
ビビッドな現実の世界の姿を分析できているのかという疑問があった。
それでも選挙ではときどき投票したりもした。
いわゆる無党派層の私は、
どこに(だれに)入れるか、いつも顔ぶれを見て判断する。
今回、フェイスブック、ツイッターなどの動画で選挙演説をいろいろ聞いた。
その中で思わず聞き入ったのが、それまで全く知らなかった池内沙織さんの語りだ。
20歳で韓国のナヌムの家を訪ね、
小林多喜二を読んで日本共産党に入党したという。
自公やらが話題にするのを避けていた数々のテーマ、
原発、集団的自衛権、特定秘密保護法、憲法改「正」、
過去の戦争で日本が侵略した紛れもない事実などについて、
真正面から堂々と、そして誠実に話す彼女は説得力があるだけではなく、
時代が変わったことを想わせた。
彼女や彼女に続く若者たちが、新しい時代を切り開く政治家として成長し続け、
既成野党に新風を吹き込んでほしい。
山本太郎さんが生活の党に入ったことも併せて、
若者政治家に希望の光を感じたブルーはーとである。
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