泥憲和さんが、5月3日に亡くなって一か月半経ちます。
でも、フェイスブックには泥さんのホームページが健在で、
含蓄があり、そして温かい在りし日の泥さんの投稿を読みたくなれば
いつでも訪問することができます。
今日、私はそのページを訪問して、
『うたえカナリア 時代の危機を伝えよう』
というシナリオを読みました。
ああ、泥さんならでは!
一文一文が分かり易く、説得力に満ち溢れるセリフがびっしりと
書き綴られていました。
街角で、安保法制反対、自衛隊の海外派兵反対を訴えると
必ず聞かれる反対意見への泥さんの答え、
泥さん自身が自衛官だった時ずっと考えて続けていた
日本の平和と安全を守ることについて、
明快に、そして、いつも相手が元気になるような答えを
聞かせてくれます。
南スーダンから自衛隊は辛うじて撤収しましたが、
数日前、その自衛隊員から自殺者が出たと報じられました。
南スーダン派兵の結果がそうさせたのです。
一体あの派兵は何だったんでしょう。
それへの答えはこの『うたえカナリヤ』に詰まっています。
シナリオは長いので二回に分けて掲載させていただきます。
ここからお借りしました。
(泥さんの遺志を継ぎ、載せてくださった方に感謝します!)
↓ ↓ ↓
https://www.facebook.com/doronorikazu/?hc_location=ufi
『うたえカナリア』第39回はりま憲法集会スライドショー
「うたえ!カナリア 時代の危機を伝えよう」シナリオ
画面1
タイトル: うたえ!カナリア
画面2
①ある日、駅前で戦争法に反対しているとね
画面3
①ひとりのお父さんが怒っていたんだ。
②ぷんこら
画面4
②なにが憲法9条だ、なにが平和だ。北朝鮮や中国に狙われているというのに、平和ボケもたいがいにしろ!
安倍総理は日本のために頑張っているのに、森友だか何だか知らないが、たかが幼稚園のこと、8億円ぐらいのこととで国会を止めて大騒ぎするなんて、つまらない言いがかりで足引っ張ってんじゃないよ!
日本の文句ばかり言うくせに、中国や北朝鮮のことを何にも言わないお前たちは、中国の手先じゃないのか!
画面5
②憲法9条のせいで北朝鮮になめられるんだ!
③日本人のんきね、拉致カンタンね♡
②こんな目で見られて、くやしくないのか!
画面6
②安倍総理のお言葉だポン
①「横田めぐみさんの拉致を、日本国憲法は防げなかったんです!」
画面7
①ここから対話がはじまったポン
①たしかに拉致は許せないポン
③だけど9条のせいじゃないポン
②なんでポン!
画面8
③拉致被害国は日本だけじゃないポン
③こんなにあるポン
①アメリカ・韓国・フランス・ドイツ・オランダ・イタリア・ルーマニア・中国・ロシア・タイ・シンガポール・マレーシア・レバノン・ヨルダン・シリア・ギニア・ベネズエラ
②軍隊を持ってても、拉致されてるポン!
③そうなんだポン。9条がある日本だけじゃない。9条を持たない国も、同じように拉致されてるポン。武力で拉致は防げないんだポン。だから拉致と憲法は関係ないポン。
画面9
②だけどやっぱり9条はだめポン。中国が尖閣を取りに来るポン
①国の安全は大切ポン♪
③だけど落ち着けポン
画面10
②落ち着け?中国は怖いポン。中国の戦闘機が自衛隊機にぶつかろうとしたり、領空を脅かしたりしてるポン。安倍総理が国会で言ってたポン。
①「国籍不明の航空機に対する自衛隊機の緊急発進の回数は10年前と比べて、実に7倍。これが現実です。」
③いやあ、ちょっと話が大げさポン♪
画面11
③「防衛白書」を読むポン。
③中国軍機が領空侵犯したことは、これまで一度もないと書いてるポン
②ええっ?
画面12
③5年前に海上警察のプロペラ機が一度入ってきただけポン
③これな
③防衛省は中国の手先じゃないポン?
画面13
②それが本当だとしても安心できないポン
③だから万が一に備えて
①自衛隊があるポン
画面14
②お前、それ、うそポン!自衛隊は憲法違反だからなくせと言ってるじゃん
①たしかめろポン
画面15
志位共産党委員長「急迫不正の侵害には自衛隊を活用します」
福島みずほ元内閣府特命担当大臣「自衛隊は合憲です」
①自衛隊をすぐなくせという政党はないポン
画面16
①そもそも戦争法は日本を守る法律じゃないポン
画面17
①だから
(移動する)
①こんな人も反対してるポン
①自衛隊の元将軍だポン
③渡辺隆(わたなべ たかし) 元陸将(もと りくしょう)
陸上自衛隊東北方面総監(りくじょう じえいたい とうほく ほうめん そうかん)
初代カンボジアPKO部隊長
②なんでポン?
画面18
①戦いには 大義と名誉が必要です。
祖国防衛の戦いには 大義と名誉があります。
外国のために 海外で戦うことに 大義と名誉がありますか。
部下に誇りをもって 戦えと命じられますか。
私は納得できません。
画面19
①ほかにも元高級将校をはじめ、色々な階級の元自衛官や、防衛省の幹部が安保法制に反対しているポン。それは安保法制が日本を守る法律じゃないからポン。
②う、う~ん、だけどお…
画面20
②安倍さんを戦争マニアみたいにいうのはおかしいポン
②自衛隊も戻したんだし
③よかったねえ♡
画面21
③安倍総理は絶対に認めないけど、撤退理由はハッキリしてるポン
画面22
③安倍総理は、野党と市民の要求に屈したポン。これが撤退理由ポン。
②そんなバカなポン!
画面23
③ぼくたちは直ちに撤退しろと言ったポン
③「その必要はない」と安倍総理は突っぱねたポン
③だけど結局はぼくたちの要求どおりになったポン
③これが、すべてだポン
②ぐぬぬっ ポン
画面24
①首相「死者出たら一巻の終わり」
③安倍総理は世論が怖かったポン。「殺すな、殺されるな」の声がね
画面25
③その声をおこし、広げたのは、野党と市民の共同運動ポン
画面26
①わたしたちは 自衛隊員の皆さんが 戦死するのを 見たくありません
③安倍総理は ぼくたちの正論に 勝てなかったんだポン
画面27
①安倍総理は自衛隊に、武器使用任務を与えた
画面28・画面29
①きっと自衛官に死者が出てもいいと思ってたポン
画面30
②戦死者が出たら、盛大な儀式を用意するポン
画面31
①マスコミを総動員して英雄に仕立てるポン
画面32
①「後に続け」と自衛隊員を鼓舞するポン
画面33
①憲法を変える運動に弾みをつけるポン
①これが安倍総理の計画だったポン
①ひどいよね
画面34
③でも よろこぶポン。自衛隊員が 殺すことも殺されることも なくなったポン
画面35
③国民世論を動かしたのは、皆さまの献身的な運動です
③国民世論が動いたので、国政が変わりました
③そして、大勢の命が救われました
画面36
①みなさまの活動に、心からの感謝と敬意を捧げます。
①訴えに共感してくださった市民の皆さまにも、有難うございました
画面37
②だまされないポン お前たちオオカミ少年ポン
画面38
②「戦争法」という名の法律なんかないじゃん!お前たち、「戦争になる」ばっかり言っているが そんなことは起こらなかったじゃないかポン
画面39
②お前たちは狼少年だポン 「オオカミが来たぞ!」と騒いでだますウソつきだ!
画面40
②戦争になるぞと みんなをだまして 票を取るつもりだポン
画面41
③そうじゃないポン
画面42
②オオカミ少年の 本当の話を知ってるポン?
画面43
①昔、昔、あるところに ひつじかいの少年がいました
画面44
①あるとき少年は、オオカミを見つけました
画面45
③「オオカミが出たぞ~っ!」
①少年が叫ぶと、オオカミは逃げていきました。
画面46
①村人たちがあわてて駆けつけます
画面47
①でもオオカミがいないので…
画面48
①帰っていきました。
③「いたずらじゃないのかい?」
画面49
③いたずらじゃないよ、本当に見たんだよ…
画面50
③あっ、またオオカミ!
画面51
③オオカミが出たぞ~っ!
①少年が叫ぶと、オオカミは逃げていきました。
画面52
①村人たちがあわてて駆けつけます
画面53
①でもオオカミがいないので…
画面54
①帰っていきました。
③「きっといたずらだよ」
画面55
①こんなことが何度も何度も繰り返されたので、少年が「オオカミが出たぞ」と叫んでも、村人はもう駆けつけなくなりました
画面56
③へっへっへ… そろそろいいかなあ
画面57
①なんとオオカミが現れ、襲ってきました!
③「食ってやる~っ!」
画面58
①羊がつぎつぎに食べられます
画面59
①少年は必死で
③「オオカミが出たぞーっ!」
画面60
①力の限りに叫びましたが
画面61
①村人は出てきません
画面62
①とうとう 一匹残らず 食べられてしまいました
画面63
①オオカミがいなかったのではなくて
①みんなが警戒しているあいだは
①オオカミは姿を隠していたのです
画面64
③こういうことだポン
画面65
③オオカミが来なかったのではないポン 警戒したからオオカミを寄せ付けなかったポン
画面66
③戦争にならなかったのではないポン みんなの力が戦争をさせなかったポン
画面67
③昔、炭鉱夫は坑道に 必ずカナリアをつれて入ったポン
画面68
③人間に分からないガスの発生を カナリアがいち早く知らせてくれるからポン
画面69
③誰も気づかないときに「危ないぞ!」と警告する。それがカナリアの役目だポン
画面70
③いまこの会場にいるみなさまは 時代のカナリアなのだポン
画面71
①政府が戦争に参加できなかったのは カナリアたちが反対と叫んだからです
画面72
①自衛隊を軍隊に出来なかったのは カナリアの声が平和憲法を守り抜いたからです
画面73
①戦争を食い止めてきたのは 誰も気づかないうちに危険を見つけて知らせてきた 時代のカナリアたちです
画面74
①一羽一羽は小さなカナリアですが 雨の日も風の日もしぶとく集まります
画面75
①何があっても カナリアはけっして鳴きやみません
画面76
①連帯と団結は勝利を生み 分裂は敗北につながります
画面77
①もっと もっと多くのカナリアが必要です!
画面78
①彼らに負けるわけにいかないからです
画面79
③昔、日本の国は一部の上流階級の持ち物だったポン
画面80
①サイパン島玉砕の記事。民間人も軍人と一緒に死ぬことを強制され、潔く死ぬことが日本人の美徳だとされました。
③このように 命は国民自身のものではなかったポン
①「国民精神総動員」。みんな心を国に捧げて、誰もが同じ考えを持って、戦争に一途に邁進しようというマインドコントロール運動です。
③このように 心も国民自身のものではなかったポン
①金属供出。お寺の鐘、家の中の金属、ダイヤモンドなどの貴重品を、お国のために差し出せという法律が作られました。
③こんなふうに財産さえ自由にならなかったポン
画面81
③でも特権階級は、戦争に負けて、力を失ったポン
画面82
①「国民主権」「基本的人権」「平和主義」
③新憲法で、命も、心も、財産も、国民のものになったポン
③基本的人権とはなんだか知ってるかポン
画面83
③人は、なんのために生まれてくるポン?
③人はみんな 幸せになるために 生まれるんだポン
③いじめられたり 差別されるために生まれてくる子は 一人もいないポン
(次回に続く)
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