WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長=2月、ジュネーブ(ロイター=共同)
安倍政権は、WHOがお金に弱いと見定め、
ウイルス対策で新たに1億5500万ドル(約170億円)を
WHOに拠出しました。
日本国内での対策費用は153億円(国民一人当たり130円)
しか出さないくせに、
自分に対する世界の評価を得るためには
全く気前がいい、ていうかそれ私たちの税金ですよ。
で、その効果はたちまち現れ、テドロス事務局長は
「安倍晋三首相自らが先頭に立ち、政府一丸となった取り組み」
と異例の名指し称賛をしました。
共同通信の記事によれば、外交筋は
「あまりにも露骨(なリップサービス)」と述べたそうです。
お金でウイルス対策評価を手に入れた姑息な国、日本。
しかし、安倍政権には手本にする国があったんですね。
先にウイルスが蔓延した中国です。
中国政府は21億円を寄付して、
WHOのパンデミック宣言を遅らせ、
習近平主席が「感染を抑え込んだ」と宣言した日に、
CCTVのインタビューで、
中国政府のリーダーシップと国民の協力を称賛し、
「中国は迅速にウイルスの遺伝子を識別して世界と共有し、
他の国々が診断や感染対策の準備が出来た。
国際社会は中国が勝ち取った機会を十分利用すべきだ」
と評価したと。(情報源:FNN.jpプライムオンライン3/14)
「日本も中国も、もっとまじめにやれー!!」
と怒鳴りたくなります。
どちらの国も国民の命より自分の評判や自国の威信を
第一に考えているのが丸わかりです。
それでも、中国の学生たちの作文を読むと、
ほとんどの子たちが国家を礼賛し、
お国のために貢献したいと書いているんですからねえ……。
私のアドバイスもいつも決まっています。
「これは作文ではありません。
国家や学校の教えを鵜呑みにして書くのではなく、
自分が実際に見聞きし、体験したこと、
感じたこと、考えたことを書きましょう。
作文は自分を表現するものなのです」と。
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