昨日の記者会見で山口被告は、
フリージャーナリストの江川紹子さんの質問に答え、
「本当に性被害に遭った方」に聞いたところ、
「本当に性被害に遭っているのであれば、
例えばこのような記者会見の場で笑ったり、
テレビに出てあのような表情をすることは絶対ない」との証言を得た」
と言ったそうな。
つまり、ストレートに言えば山口被告は、
「性被害者の証言」という体裁を取って
「性被害者はテレビに出るな、笑うな、抗議するな、一生下を向いて泣いて暮らせ」
と「被害者はこうあるべき」の講義してるんですね。
厚顔無恥の鉄面皮の最低男です。
この男は心底「自分は悪い事をしていない。酩酊している(細工してさせている)女が意識不明のときにレイプして何が悪い。女はレイプしても構わない存在なのだ」と信じているのでしょう。
男尊女卑社会に徘徊するレイプ男は、
この山口敬之被告以外にもた~~~くさんいます。
女性が屈辱と羞恥にまみれて、ずっと抗議すらできてこなかったので
完全に調子に乗ってるんですよね。
そういう意味で、
伊藤詩織さんの闘いは本当に画期的なものでした。
日本社会に大きな波紋を投げかけ、
女性たちに(無理やりに性交され、傷つけられたまま
黙って耐えて生きて行くべきではない)
という覚醒「ME TOO!」の声をもたらしたのですから。
不意に、もうかなり古い歌になってしまった
吉田拓郎の「イメージの歌」の中のフレーズ、
♪古い船を動かせるのは 古い水夫じゃないだろう
古い水夫は知っているのさ 新しい海の 怖さを♪
が頭に浮かんできました。
伊藤詩織さんは、日本社会という古いボロ船に乗り、
新しい海へ颯爽と漕ぎ出す新しい水夫なのだと思います。
ーー資料
①山口被告の前日の記者会見での発言ーハフポスト・JPより
「本当の性被害を受けた方は、顔を出す出さないではなく、訴えることは当然の権利だし、社会がそれを受け止めるのは社会の義務だと思います。ただ伊藤さんは性犯罪被害者ではありません。
伊藤さんのように必要のない嘘、本質的な嘘をつく人が性犯罪被害者だと言って嘘の主張で出てきたことによって、私のところにも、性被害を受けたんですという方から連絡があり、お目にかかった方もおります。
本当に性被害にあった方は『伊藤さんが本当のことを言っていない。こういう記者会見の場で笑ったり、上を見たり、テレビに出演してあのような表情をすることは絶対にない』と証言しているんですね。今伊藤さんは世界中で露出をして本当の性被害者として扱われている。本当の性被害にあった方が、嘘つきだと言って出られなくなるのならば、残念だなと思います」https://www.huffingtonpost.jp/entry/noriyuki-yamaguchi-pressconference_jp_5dfb0fb9e4b0eb2264d41e9d?utm_hp_ref=jp-homepage
②〈伊藤詩織さん勝訴で山口敬之氏「私は犯罪者ではない」「被害者は笑わない」と強弁〉ーWEZZY https://wezz-y.com/archives/71316
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます