毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「夜更かし」    2012年1月5日(木) No.255

2012-01-05 02:52:50 | 中国事情
 1月4日(水)はもう昨日になってしまった。昨夜9時前から最近快調な「free gate」を使って(You Tubeをちょっとだけ見よっかな、長時間見てたらまたパソコンが壊れるかも知れないし)と何気なく「なぎらけんいち」を検索してしまったのが運の尽きというか、のめり込んでしまったというか。

 なぎら健壱は私と同い年のフォークソングに詳しい人である。日本にいるときは日曜の早朝、NHKラジオで彼のフォーク談義を聞くのが楽しみだったが、中国ではNHKラジオは国際ニュースとかしか聞けない。
 今日じゃない昨夜は、彼と坂崎幸之助が喋ったり歌ったりしている『フォーク喫茶ジャンボリー』動画シリーズを見た。もう、切りがないくらいたくさんあるのだ。一つ一つのシリーズの始めには、高田渡のそれぞれ違う歌が入っているのが嬉しい。

 「変な歌特集」「影響を受けた歌特集」と続けて見ていると、懐かしいあの歌この歌《例:「新幹線はうんと速い(なれあいシンガーズ)」「アメリカちゃん(岡林信康)」「バキュームカーの歌(なぐもけんじ?)タイトルは忘れたが丘蒸気の怖い暗い歌など》を、坂崎君が声色まで真似して再現して歌っている。もちろんなぎら健壱も負けてはいない。この二人は根っからサービス精神が旺盛なんだろう。お店屋さんをしたら近所の人がたくさん買いに来るだろうなあ。

 シリーズは「田舎者の歌特集」に至った。
そこで、なぎら健壱がゼーハー「血管切れそう」とか言いながら友川かずきという人の歌を歌った。秋田県出身だという、その友川かずきの歌声をなぜか聞きたくなった。東北弁がとても耳に心地よく感じられたのだ。
 実際に聞いてびっくり、見てびっくり。
「WALTZ」はまあ、みなさん、是非見てください。東北人の狂気とでも言おうか、三上寛もすごい迫力と思ったが、また別の、更にインパクションのある、更に心を揺さぶるものだった。
「IZO」「PISTOL」などなど、次々と動画を観た。この人を今まで知らなかったのが恥ずかしい。ちあきなおみの「夜へ急ぐ人」を書いた人でもあるそうだ。顔を見たら太宰治の親戚みたい。

蛇足:三上寛は、ライブで「ガーッ、ペッ」と痰切りするのが中国のある年代以上の人たちと共通する。

 やっぱ、東北人はスゴイわ…。
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「新年快樂!」    2012年1月3日(火) No.254

2012-01-03 13:06:28 | 中国事情
 今日の早朝(6時半頃)、友人カップルは手配のミニバスで帰路に着いた。
お持てなしモードをお気楽モードに切り替え、たまったメールに返事を書いて送ったり、mixiをチェックしたり、ちょっと一息ついて、このブログも4日ぶりに開けた。

 この足かけ5日間は、2年生の陳小雲さん(キュートな名前!男の子)と黄優斌さんにとっても、かなり忙しかったり、気を遣ったりしただろうが、それ以上にいい体験だったと思う。
 何しろ、ネイティブの日本人といえば私と理工大のムラオカ先生としか話したことがない2人だ。粗相のないように、立派にガイドをしなければならない、と何日も前からかなり緊張していた。事前には語彙量においてかなり勝っている黄さんが、私と陳さんの間を取り持つ状態だった。自信のない陳さんは、すぐに黄さんに、
「怎么説(ゼンマショウ)?」=「なんて言ったらいいの?」
と頼りまくっていたのだ。ところが、どうでしょう!いざとなると、陳さんも頑張って頑張って自分で言葉を探し、沈黙してしまわないように努めていた。こういう中で言葉は覚えるのだ。彼らが実際に日本語を使う機会を与えてくれた友人の岩崎さんカップルには感謝したい。

 ということで、日本のみなさん、是非機会を見て南昌に遊びに来てね~。学生ガイドが心からみなさんをご案内いたしますので。
岩崎さんを案内した南昌名所は、騰王閣、八一広場、中山路、財大キャンパス(市場、学食など)、市内の市場、象湖などである。市内市場へは私は体調不良でついて行かなかったが、ガイドたちも市内市場の喧噪には辟易したとのこと。江西省の田舎の静かな町や村で育った彼らには、南昌の町は、「うるさい・きたない・おそろしい」の三点セットだと言う。陳さんに至っては、南昌市内に行くのも今回が初めてなのだ。
「市内に行ったら、お金は使うし、人混みで疲れるし、何も好いことないです。」
ときっぱり言う。その南昌を岩崎カップルはどう見たのだろう。是非聞いてみたい。
 

 
コメント (1)
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