キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

アプサンス

2010-02-01 09:40:35 | Weblog
30日(土)は、午前中職場に行って一仕事済ませてから

兵庫県立芸術文化センターまで、観劇に行ってきました。






(芸術文化センターの入り口にあるオブジェ・ベートーベン)



15時開演の『アプサンス』は吉行和子さん主演の劇です。

吉行さんは、ただ今72才だそうです。その方がどんな演技を

されるのか興味がありました。






(記念に買い求めたプログラム)





アプサンスの副題として ~ある不在~ と書かれていました。

記念に買い求めたプログラムには、

~ あるショックによって、

アプサンス=欠神(意識や思考の一時中断)の状態にある

元女教師ジェルメーヌ。

混濁した意識の中で、脳裏によみがえるのは少女時代からの

数々の記憶。

そんな彼女の前に人々は次々と姿を変えて現れる。

しかし、彼女にとって最も大切な人はいつも不在だった。

誰にでもある人生の変わり目に悩みながらも、

ジェルメーヌは勇気とユーモアをもって次の一歩を踏み出す。~

とありました。







(主演の吉行和子さん)





舞台は、病室が主で 少し陰気な感じがしましたねぇ~。

今まで観た中で一番暗い印象を持った劇でした。

でも、でも 吉行さんの個性的な声が劇の雰囲気を明るくして

いましたねぇ~。

衣装は、変えないで声だけを変えて、少女時代を回想している

シーンもありました。

ジェルメーヌには、息子が一人いるのですが、遠くにいて

あまり音信がありません。

一人で年を重ねていく難しさのようなものも描かれている

ように思いました。

今の時代、それが普通かもしれません。

私自身も主人を亡くした後、どのように人生を送るか

今の課題です。

最後は、ジェルメーヌも退院して、前向きな形で物語は終わり

ましたが・・・。

ラストのカーテンコールも6人の俳優さんが出てきただけでした。

(その中のお一人、山本郁子さん。どこかで観たなぁ~

と思っていたら、『頭痛肩こり樋口一葉』の舞台に出ておられました。)





(山本郁子さん 前回拝見したのは、何年前でしょうか?

 懐かしい感じがしました。)





そうなんです。1時間50分の作品を6人で演じておられました。

次は、仲代達矢さんの『ジョン・ガブリエルと呼ばれた男』

のチケットを持っています。







(文化センターに貼られてあったポスター)




熟年の俳優さんが、がんばって演じておられるのを

観るのは、こちらも元気がもらえて楽しいものです!!




コメント (1)
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