キラキラ

毎日の生活を写真と共に綴っていきます。

だいこん

2021-07-24 11:32:26 | Weblog

7月4日に読了。

江戸時代のお話で『つばき』 という女性の逞しく生きた半生を

描いています。(500ページ弱の大作でした。)

著者は、山本一力氏

 

 

 

(本棚を整理していると見つかって。)

 

 

 

江戸浅草で大工の父は博打で借金をして、貧しい生活は続きます。

母『みのぶ』 との間の三人姉妹として【つばき】は長女で生まれて。

美味しい飯を炊くことができると評判になり、九歳からその才能を発揮して

働きはじめます。

 

 

(著者の山本一力氏)

 

 

 

また、商売の才もあり、何と十七歳で一膳飯屋『だいこん』を開業して。

菜の仕入れや大八車を使っての宣伝に工夫を凝らし

益々店が繁盛します。

(つばきの頭の良さが見え隠れします。)  

 

 

 

(何回も出てくる時は、これで確かめて。)

 

 

その中では、家のために諦めた恋もあり、切なくなる一場面も。

でも、周りが何と言おうと、自分の考えた道を貫く強さもあって

立派だと思わず拍手を送りたくなります。

これからも、もっと頑張ろうとする姿を最後にお話は終わりますが、

平凡に結婚もして、幸せになってほしいなぁ~と思った!!

(まぁ~、結婚することだけが幸せとは言えませんが。人生で

 気の合うパートナーを得るというのは、何事にもかえがたい

 ものと、常日頃感じていますが。)

 

 

(小説に出てくる股引も知っているようで分かっていなくて。)

 

 

 

また、江戸時代の文化・町並み・風習がわかり、その時代に思いを馳せて

読み進みました。

 

江戸時代の時刻の表現も多く、一々ネットで時刻を確かめることも。

そして、衣服についても分かっているようで、分からなくて

これもネット検索を。

 

 

(このかねは、『鐘』 と書きます。)

 

 

 

 

(このかねは、『鉦』 と書きます。そう言えば何処かで見たような・・・。)

 

 

 

この本は、東北に登山をした時 私が『外果骨折』をして、入院した時に

同室の方がプレゼントしてくれました。

もう8年も前になります。

 

 

 

(これは、私たちにはお祭りでお馴染みの半纏です。)

 

 

 

(瓦灯(がとう)なるもの。その昔これで明かりをとっていたよう。)

 

小説を読んでいて、江戸時代の生活の中の色々なものが手に取るように

分かって、ある意味楽しかったで~す ( ^^) _旦~~ (#^^#)

 

 

読み終えて、一度プレゼントしてくれた彼女に電話してみました。

絵の達者な方で

「今、NHKの絵画教室主催で絵を描きに、浜寺公園へ行って

 その帰りやねん。」

と話されていました。

 

 

 

(本と一緒にありました。)

 

 

「また、三人展するんだったら教えてね。

 拝見しに行きますから。」

と伝えて℡を切りました。

 

懐かしい思いがフウッーと心に広がりました。

 

コメント
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