日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

2012年12月31日京都旅行3日目 粟田神社に六波羅密寺 力餅かついで京都市水族館へ

2012-12-31 21:36:37 | 旅行記

お山の上の都ホテル、で歴史を刻み外資に洗練を求めたホテルに泊まる年末は、今年も楽しく過ぎていきました。

また来年、という後ろ髪引かれ系の希望をもちながら、三条の坂を下りていきます。

 

平安神宮の大鳥居は、3時間30分前にジョギングで走った早朝とはすでに衣装を変えているように見えます。朝はやはり霊気があったのですが、11時を過ぎると、美しいりりしさに身を固めて、とても私一人に語ってくれる親切さは無いように感じられるのです。

 

そこで、というわけでもないのですが、大鳥居に背を向ける格好で、粟田神社の石段を登っていきました。こちらはご近所さんが、毎朝のお参りの延長のような姿で、時折手を合わせていきます。ちゃんと一人一人に神様が微笑んでいるようなお社です。能舞台の楽しい作り物は、年始のサービスでしょうか。それに、境内の周りには多賀大社を始めとして多くの分社があって、日本八百万の神様はなんともゆるく仲良くつながります。

 

天気の良い大晦日、お散歩ができるのは、スポーツグッズが山ほど詰まった重い重いバッグを、都ホテルが京都駅まで運んでおいてくれるからです。考えてみれば、ウエスティン都ホテルは、毎年サービスが変わっていきます。8:2で、改善が勝つところが○。ことに人系統の動きが良くなっています。フロント、ベル、ジムの人まで実に快くサービスに当たってくれます。名物だと思い込んでいたフロントのチェックイン・アウト行列も、フロントの処理が早いので、列があっても長時間にはなりません。3年前は、並びながらスクワットを始めようかというほどに不動の列だったのが信じられないほどです。駅にバッグを運ぶサービスでも、去年までは「15時には間に合いません」でしたのが、個々のリクエストに時間を合わせて14時でも大丈夫ですと答えてくれます。おかげで恒例大荷物担ぎの三条坂下り・四条河原町コインロッカー預けをしなくて済むのです。

 

という時代の変遷を享受して、高瀬川沿いを祇園に向かっていきます。

寒いです。そう、ビルが並んで良くわからなくても、川が流れるところは一帯で一番低いのが地形の必然。水と同時に風も流れます。川沿いを冬に歩くのは体に悪いのは分かっているのですが、効率がいいのも実際なので、しばし我慢とマフラーをきつくしめ、手袋も出して身を守ります。昼の祇園にはPAGONという着物柄の布をシャツや小物に誂えるお店があって、いつも新製品を覗きに行くことにしています。今日も、セールストークと世間話を混ぜたような、可愛いとぼけ加減を見せてくれる店員さんとお話しながら、木の子柄やら椿柄の、派手だけれど質感で和に押さえ込むシャツを見て迷い時間を楽しませていただきました。

 

さてそろそろ昼。

人出も増えてきました。うどんでも食べようかと、祇園の有名店・権兵衛にいくと店の外まで行列。ではすぐ裏のおかるはどうかといえば、店の中からタバコの煙が・・・狭い店内でこれは耐えられそうにありません。ああ、また昼食難民・・・と歩いていてぶつかったのが、黒七味で知られる原了郭さんが新規出店した「RYOKAKU」さんというポップな椅子がガラス張りの外からでも見えるレストランです。スパイスの扱いを旨とする、ということでカレーが主力ですが、なぜか衣笠丼もあったので一つずつ頼みました。いや、かけましたよ、御揚げと卵で黄色い衣笠丼が緑になるほどの山椒を。香りで食欲をそそり、腹を満たす。スモーキーなベースに柑橘のタッチが加わる山椒は、香辛料のなかでも独特のスタイルで食を演出してくれます。けんみんショーで気になっていた衣笠丼の初体験を、こうして面白く味わうことができたのでした。カレーは、二日目の家カレー系。肉が筋になってほぐれるほどよく煮込んであるのがいい感じでした。

 

お腹が満ちて、さてまだミッションがあります。実家に持って帰る丸餅です。京都には辻を曲がれば餅を売る店が見つかるのに結構驚いたのが5年前。以来、おいしそうな店を見つけてお土産にするのが習慣になりました。今日目指すのは、昨年とても気に入った、六波羅密寺近くにある、「力餅」さんです。祇園から行くには、臨済宗の総本山・建仁寺を歩きぬけながら手を合わせ、沿いに開いた毘沙門天が気になったので足を向けました。お寺に入ると、狛犬ならぬ狛虎に見える阿吽と、覆幕に描かれた大ムカデが目を引きました。ここで彼女の解説が私を納得させます。お稲荷さんがキツネとペアを組むように、毘沙門天様はムカデに乗って現れるのが決まりごとなのだそうです。また一つ賢くなりました。

 

さて、力餅屋さんは、そこからすぐですが、やはり六波羅にきたら清盛公にもご挨拶をしなければ。ことに昨年一年は、好評不評、悪口も聞こえるほどのドラマに主演として登場しながら、まるでその人のあり方を忘れたような扱いをされていたからです。平家物語を読んで、諸行無常を深く親しみとして42年間過ごしてきた私の思いは、六波羅密寺に鎮座した平 清盛像を見るときに共感となります。経巻を手に半眼をやる姿には、おごり高ぶり悪行を尽くしたといった風評に交わるところは無く、深い信心を見ることができます。

宝物館で隣に置かれた空也上人像が、南無阿弥陀仏の6文字を御仏の姿に口から世に送る姿と、全く地平を同じにしているのです。

 この思いを抱けるだけでも、年に一度京都を訪ねる意味が私にはあろうというものです。

心穏やかに寺を出て、ようやく力餅さんへ。普段は軽食も扱っているというこのお店は、大晦日ばかりは御餅専業だそうです。店の前ではできたての丸められた餅からあら熱をとっています。扉をおせば、奥様、御父さん、おじいさん、そしてきっと孫だと思われる男の子と女の子も働いています。小売をしてもらうのが申し訳ないと思えるほど大忙しの様子ですが、実家に12個、自分たちに6個を包んでもらいました。文字通りもちもちの手触りを楽しんで、リュックに詰めるとさすがにお米の変化形は質量がずっしりと肩に食い込みました。

 

さて、そろそろ旅も終わりかと思っていたら、彼女がもう一箇所行きたいところがあるといいます。飛びますよ、京都市水族館です。神に仏にと出会いを繰り返した後、動物たちと面会をしようとは、はて面妖な・・・

しかしバスで向かった水族館、まず驚いたのは家族連れがぞろぞろと列を作って歩いていくのです。年末の時間をみんなで動物を見ようという心持になる人が沢山いる、というのは新しい発見でした。この水族館でのスターは、オオサンショウウオのようです。ちゅらうみ水族館がジンベイザメを看板とするように、京都では入り口から入って最初に展示されているのがオオサンショウウオなのです。最初は、水の流れる渓流の展示にテクニカルな工夫が感じられたのですが、少し進むとびっくり。私だけではありません。みんなが口にします。折り重なって、お互いの体を蹴って、ぐっちゃりとオオサンショウウオ。「川で泳いでてこんなん出てきたら怖い」と女の子が言っていましたが、本当に出会うとしても一匹だけでしょうし、「こんなありがたいもの見えて超ラッキー」のはずですが、水族館でこんなごっちゃり両生類が目の前にいれば、別の想像をしてしまうでしょう。

 

他にも世界のカエル、クラゲ、アザラシに耳有オットセイ、ペンギンも見て、本当に旅は終わりとなりました。水族館をでると、光はさすがに黄色を多く含み、2012年の日本を照らす太陽はあと一時間で終わることを告げています。

 

さあ、家路につきましょう、とお手手つないで京都駅に向かうふさおまきたち。

それぞれの実家で年を越します。

お世話になった皆さん、一年ありがとうございました。

そして、明日からの2013年も楽しく走り回っていきますので、どうかよろしくお付き合いください。

 


昼は変化球

2012-12-31 12:48:43 | ふさおまき(オス)日記
祇園の原了郭さんに出かけて黒七味を買ったら、
新店オープンのポスターがありました。
スパイス料理のレストランだそうです。

その後うどんでも食べようと祇園の権兵衛に行ったら長蛇の列、裏のおかるは扉を開けたら煙ボーボーで退出。寿司でも食べようと再度祇園をうろうろしたら、そのスパイス店、RYOKAKUさんに当たりました。
これも出会いもん、じっくり煮込みの深い焙煎スパイスがきいたカレーで、今まで食べたことのないタイプでした。
噛んで食べると美味しさが増します。
さらにスパイスがかけ放題なのもお得感。
だって、原了郭の七味はいいお値段がしますから。

朝の古都コト走ります

2012-12-31 10:04:59 | ふさおまき(オス)日記





雨上がりの朝7時、寝たりない思いもありながら二人で今年最後のランニングに出発です。
平安神宮から銀閣寺ででんついて、哲学の道を東山に沿って蹴上に戻る八キロコース。
途中で、去年は気がつかなかった新島襄と八重の墓も見つけたりして、
随分寄り道の多い一時間十分ランニングとなりました。

しかし、写真に撮ると彼女のランスタイルはバランスがよく腕も良く振れてカッコいいですな。

私は写真を撮るために前へ行ったり後ろに戻ったりと散歩犬状態、インターバルトレーニングになったかもしれません。

2012年12月30日 奈良から戻った京都旅行2日目の②

2012-12-31 00:15:47 | 旅行記

その店には奈良から予約を入れていました。

18時からとしていたのですが、タクシーの運転手さんさえ場所を間違える

なかなか見つけにくいところにあり、15分遅刻しました。

今日の夕飯は中華料理です。

半年待ちに待った中華、という思いの蓄積が私たちにありました。

それは6月に青山のブックセンターで買った「京都の中華」(姜 尚美 著)との出会いでした。

この3年、京都旅行2日目の夕飯は中華料理ではあったのですが、

それは四条の鴨川横に立つ洋館が見目麗しく、中華ポテトがあるから、という

理由でありました。

それがこの本によると、京都の中華はこの町の文化に根ざし、姿を変えた

独特の中華文化があるというのです。

それを支えるのは、強い香りを嫌う花街の人たちであったり、

外食を普段使いにするなら、あまり胃や味蕾を攻撃しない、やわい味を求める町の人々で

あったりします。

盛華亭、白川通りの浄土寺近く。

さりげないですね、この本に載ってなければ、とても入ることができなかった

お店です。

予約していた私たちが通されたのは、すし屋のようなカウンターを抜けた奥の座敷。

赤い、中華料理店によくある円く回るテーブルが3つあります。

二人でも、そのうちの一つをまるまる使わせてくれます。

禁煙、というのもGOOD。

メニューは本で読んだとおりの「グランドメニュー」」と呼ばれるもののほかに、12月の特別メニューが10品ほど。

にこやかな、隣のお姉さん感の高い方がサービスをしてくれるのも

居心地がいいところです。

 

さあ、お楽しみが始まります。

海老のすり身 パンはさみ揚げ

挟む食パンも特別に焼いてもらっているそうです。

軽くさくさくに揚がっています。海老のすり身はぷりぷりで味が深い。

ああ、楽しく熱く海老の旨味が、パン粉のアクセントとともに口へはじけます。

 

次、肉団子の甘酢。メニュー上は煮物に分類されています。

肉団子は、生姜の香りが香辛料の中では一番目立つ、

だけど、ほとんどひき肉の味というもの。

餡は野菜を絡める、出汁と薄い醤油味です。

そのまま飲めそうなくらい、柔らかい口当たりで、本当に優しい。

 

つぎはこれ。

何が特徴に見えますか。

まず、皮がもちもち、手作りです。

餡はひき肉とキャベツ、そしてにら。にんにくは無し。

やや淡白ながら、皮に練りこまれた工夫が、ラー油不要という域に持ち上げてくれています。

答えは、ゴマ入り皮の餃子です。

香ばしいのです。だけどゴマなら味もきつくないでしょ。

 

炒飯とは呼びません、焼き飯です。

しかも小さなダイスに着られたにんじん、筍、焼き豚がそろい、

最初に味がついています。もちろん、薄味。

だからご飯といためたとき、あまり脂だけにはたよらず、

ちょっと炊き込みご飯に足を踏み入れた焼き飯、という味のしみ方になっているのです。

二人でかき込みました。

釜飯や、炊き込みご飯が私たちは大好物ですから。

 

全てのお皿が味付け軽やか、盛りもほどよいところなので、

4品でもちょうどお腹がふくれたよ、というくらいです。

デザートも堂々入る余裕があります。

 

そして、これは京都中華という意味ではないオーダーでした。

盛華亭ではサツマイモの飴炊きと呼んでいます。

大学芋とか中華ポテトと呼ばれる、どうして中華なのかが分からないお菓子料理です。

飴がたっぷりパリパリです。

もちろんサツマイモのホクホクした甘みが最高ですから、

ガラスのような飴で、十二分に味が高められていました。

 

以上5品、これだけいただいて一人2000円にならなかったのは

お財布にも優しい京都中華という一面があるからでしょう。

昨日に引き続き、楽しい夕ご飯をいただくことができた

京都旅行の夜でした。

 

番外、別腹。

浄土寺からすこし南西、真如堂に彼女がケーキ屋さんを見つけていましたt。

タクシーが間違えた場所に私たちを下ろしたとき、

冷静にこの店を見つけていたそうです。

私はあせってほとんど回りが見られなかったのに、落ち着いたものです。

中に入ると、かっこいいお兄さんだけで切り回しているようです。

時間も遅かったのであまり品数は残っていませんでしたが、

フィナンシェとマドレーヌをいただきました。

 

 

食べた後に食べるために、

もちろんここから蹴上のホテルまで、

今日も40分ほど食事のウォーキングとなりました。