日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

上級救命救急の入り口

2013-02-01 09:45:50 | ふさおまき(オス)日記

資格無縁の人生でした。

いまさらながらつぶやいてしまうのは、19で普通運転免許をとって以来の

資格に関する学びをしたから。

上級救命救急講習と申します。

 

知ってはいたけれど、やったことのない技術を教えていただく絶好のチャンスです。

結構本気で取り組みました。

心臓マッサージ、人形の胸を押しました。腰が入っていてうまいとほめられました。

でも、今は「胸骨圧迫」と救命業界では表現するそうです。

 

AEDも使いました。使い方は難しくありません。電気を通すパットを患者の胸2カ所に貼るだけ。

でもきっと、いつ使うかが分かりません。

「普段通りの呼吸がない」という表現に当たると思われたら、胸骨圧迫とAEDだそうです。

でも、胸を押すのはためらわなくても、AEDの壁はいざとなったら高そうな気がします。

横たわった患者役の人形は、もちろん常識として呼吸はありませんから、迷い無く通電ボタンを押せましたが。

なお念のため申しますと、AEDには心電図をとる機能もついているので、

通電ボタンを押してはいけない状態の時は、電気ショックをしないと機械が判断してくれるそうです。

 

初めて見たのがこちら。

人工呼吸用マスクと言います。

真ん中の青いところがマウスピースになっていて、これを患者の口に差し込んで

息を吹き込みます。

やっぱり女の人相手にマウスツーマウスは気が引けるでしょ、という次元ではなく、

相手はどろどろ血を流してるかもしれませんし、どんな感染性の状態かは分からないので、

救命者の身を守るため、という意味合いだそうです。

 

7時間に及ぶ講習ですが、上級救命に達したとは到底自信がわきません。

ただ、一番安心したのは、東京なら救急車が到着するまでは7分だそうです。

何はともあれ、倒れた人を見たら、119をコールして、7分間「コンタクト」

していればマイナスにはならないだろう、という密かな意志が芽生えました。

「大丈夫ですか」と倒れた人に声をかける。

「誰か来てください、人が倒れています」と周りに大声で呼びかける。

呼吸があるかどうかを見つめます。

なければ胸をずっと押し続ける。

はい、そこまでは必ずするようにいたします。