風が強く吹いています。
春一番を期待してしまうほどの、にこやかな陽光です。
まだ冷たい。
ダウンジャケットを羽織って家を出て、織田フィールドに着くころには毛細血管に血がめぐり、
軽いウェアだけでも大丈夫くらいになりました。
アップは、この3週間のおきまりで、ハムのストレッチから。パワーポジションで前屈姿勢をとり、
そこからインナーマッスルで腰を引き上げると、うまい具合にハムが伸びるのです。
そのあとは、モモ上げとハイニーのドリル。股関節回旋は、腸腰筋にしっかり力をいれて
姿勢を高くして行いました。
背が伸びた感じを味わったところで、流し130m×3本
ここで、Sコーチ登場です。
まだ走りすぎてはだめですよ、と釘を刺され、腰にゴムバンドを結わえられます。
ゴム引っ張りダッシュ。10本。うまくいった!と思ったら、後ろから支えていたコーチに
負荷がかかってしまったようで、ハムに肉離れを起こさせてしまいました。
申し訳ありませんを10回言って、あとはコーチングに頼ります。
ラダーを広げて、モモ上げをリズムを変えて10回づつ、ジョギングつなぎの連続技です。
タイプAがタンタンタンタン。
タイプBがたったったったっ。
タイプCがタァンタァンタァン。
さらに、そのリズムでトラックを40m程ずつ走り分けます。
このあたりになると、身のこなしの練習ですね、足をコントロールする技術とでも言うのでしょう。
続けてダッシュも4本40m。
そろそろ終わりかな、と思ったらバウンディングが待っていました。
ホップステップジャンプが4本
左足ケンケンが5本
右足ケンケンが6本
力が出なくなってきたところで、踏み切り足の返し方を大きくしろと指導が入ります。
するとあら不思議、高く飛ぶことができてリズムが戻りました。
以上、10時30分~12時。
走り+筋肉パワーの練習でした。
30歳を過ぎてから走り始めて、ずっと選手と呼ばれる立場でした。
事務局にエントリーして、受付でゼッケンや参加賞をもらい、スタート位置に並ばせてもらい、
走り始めればドリンクをもらったり、交通整理をしてもらったり・・・
もらってもらって、ありがとう。
でも、今朝のあさイチで、美輪明宏さんも言っていました。
「まずは、自分があげられるだけあげなさい」
父ちゃんのためなら、えーんやこーら。
これまで、走らせてもらってばかりいたわけです。
いつか、為になることをしたい、とは思っていました。
それが、ひょんなきっかけで、大会準備側に入ることをお許しいただきました。
3月3日のおひな祭りに開かれる「第3回 渋谷 表参道 WOMEN’S RUN」です。
今日はそのスタッフ業務説明会に参加してきました。
会場は渋谷区役所の会議室。
ランナー区会議員たけし氏の司会で、100人以上集まったスタッフは、
当日のスケジュールやコースの確認をしました。
ランニングの大会が増えた昨今、運営にはちゃんとイベント会社が入っています。
一生懸命、学生+少しくらいの若い人たちが、区議に激励されながら
昨年人が混み合った動線、反対車線に車が走る場所などコースの注意点をおしえてくれました。
面白いのは、スタッフが皆、積極的なこと。
質問が飛び交います。
トラロープがどうの、トラメガをもっと・・これは業界用語でしょうか、
知らない言葉が何の説明もなく飛び交うのは、なんとも面白いものです。
なんと言っても、皆さんはうなずいているのですから、この会議室では100分の99で公用語。
もちろん、テレビで言ったら、全く通用しないことは間違いありませんが。
大会当日、トラロープとトラメガの実物がどんなものなのか、今から楽しみです。
どうも話がそれました。
スタッフの気分と仕事は、やはり選手を目の前にしないと沸いてこないでしょう。
3月3日(日)午前7時、代々木公園・NHKホール前のケヤキ通りが、ランニングスタッフのデビューです。