写真:新大阪「光龍益(こうりゅうます)」のラーメン(大盛り)
出張二日目の夜も、別の韓国人を誘い、日本に2人を含め4人で飲みました。
私ともう一人の日本人が先に店に着きました。
「そういえば今日、光龍益に行ったよ」
光龍益というのは、新大阪のラーメンの人気店。マンションの1階にあります。彼はそのマンションに単身赴任で住んでいるのです。
白湯(パイタン)と豚の皮をじっくり煮込んだ濃厚スープで、ラーメン激戦区の新大阪でも人気の店。
「並んだ?」
「いや、1時半ぐらいだったから、店内で2~3人、待ってただけ。でも、ぼくが入って15分ぐらいでスープがなくなった。もうちょっと遅かったら食べられなかったかも」
私が店を出たとき、2人ほど、店の前で「準備中」の看板を恨めしそうに見ていました。遠くから食べに来たのかもしれません。
「いつも思うんだけど、あそこ、スープとか麺とか、もっとたくさん用意すれば、売り上げ上がるのに」
「確かに。夜も8時前には終わっちゃう」
「そんなに儲ける気ないのかな?」
もう一人の日本人と、韓国人が30分近く遅れてやってきました。
「今、ソウルが大変なんです!」
「どうしたの?」
「大雪で、飛行機が飛ばないんです」
研修で韓国に来ていた10人のうち、5人はその日帰国予定でしたが、仁川空港が大混乱で、欠航になったとか。彼は帰国組を関空まで見送りに行ったのですが、飛行機が飛ばないので、そのまま全員で引き返してきたんだそうです。
「それで、飛行機を明日の便に振り替えて、ホテルも探したりしていたので、遅れてしまいました」
「ホテルはとれたの?」
「なんとかなりました」
今、大阪はインバウンド需要なんでしょうか、ホテルがとりにくいうえに、値段も上がっている。私も、自分のホテルを予約するとき、苦労しました。会社からは9000円しか出なくて、それを超える分は自腹。ふつうのビジネスホテルも、軒並み1万円越えでした。
「よかったね!」
お疲れ様の乾杯をしました。
「そういえば、お母さんが東京で居酒屋やってたよね」
彼は、13歳の時に母親、妹とともに日本に移住。お母さんは浅草で韓国居酒屋をやっていました。その後、彼は韓国で私たちの会社に入り、それからずっと韓国暮らし。
私は、15年ぐらい前、出張で東京に来た彼に連れられて、飲みにいったことがあるのですが、それ以来行っていない。
「はい、今もやってますよ」
「そうなの? 韓国に帰るとか言ってなかったっけ?」
「もう40年ぐらい日本にいますからね。韓国には友達もいないし、帰りたくないって」
「そうか。東京に戻ったら、行ってみようかな」
「ぜひいらしてください。母も喜びます」
その日は、みな疲れていたようなので、二次会はなし。私だけ、昔通っていたバーに行って、「一人二次会」をしました。
出張二日目の夜も、別の韓国人を誘い、日本に2人を含め4人で飲みました。
私ともう一人の日本人が先に店に着きました。
「そういえば今日、光龍益に行ったよ」
光龍益というのは、新大阪のラーメンの人気店。マンションの1階にあります。彼はそのマンションに単身赴任で住んでいるのです。
白湯(パイタン)と豚の皮をじっくり煮込んだ濃厚スープで、ラーメン激戦区の新大阪でも人気の店。
「並んだ?」
「いや、1時半ぐらいだったから、店内で2~3人、待ってただけ。でも、ぼくが入って15分ぐらいでスープがなくなった。もうちょっと遅かったら食べられなかったかも」
私が店を出たとき、2人ほど、店の前で「準備中」の看板を恨めしそうに見ていました。遠くから食べに来たのかもしれません。
「いつも思うんだけど、あそこ、スープとか麺とか、もっとたくさん用意すれば、売り上げ上がるのに」
「確かに。夜も8時前には終わっちゃう」
「そんなに儲ける気ないのかな?」
もう一人の日本人と、韓国人が30分近く遅れてやってきました。
「今、ソウルが大変なんです!」
「どうしたの?」
「大雪で、飛行機が飛ばないんです」
研修で韓国に来ていた10人のうち、5人はその日帰国予定でしたが、仁川空港が大混乱で、欠航になったとか。彼は帰国組を関空まで見送りに行ったのですが、飛行機が飛ばないので、そのまま全員で引き返してきたんだそうです。
「それで、飛行機を明日の便に振り替えて、ホテルも探したりしていたので、遅れてしまいました」
「ホテルはとれたの?」
「なんとかなりました」
今、大阪はインバウンド需要なんでしょうか、ホテルがとりにくいうえに、値段も上がっている。私も、自分のホテルを予約するとき、苦労しました。会社からは9000円しか出なくて、それを超える分は自腹。ふつうのビジネスホテルも、軒並み1万円越えでした。
「よかったね!」
お疲れ様の乾杯をしました。
「そういえば、お母さんが東京で居酒屋やってたよね」
彼は、13歳の時に母親、妹とともに日本に移住。お母さんは浅草で韓国居酒屋をやっていました。その後、彼は韓国で私たちの会社に入り、それからずっと韓国暮らし。
私は、15年ぐらい前、出張で東京に来た彼に連れられて、飲みにいったことがあるのですが、それ以来行っていない。
「はい、今もやってますよ」
「そうなの? 韓国に帰るとか言ってなかったっけ?」
「もう40年ぐらい日本にいますからね。韓国には友達もいないし、帰りたくないって」
「そうか。東京に戻ったら、行ってみようかな」
「ぜひいらしてください。母も喜びます」
その日は、みな疲れていたようなので、二次会はなし。私だけ、昔通っていたバーに行って、「一人二次会」をしました。
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