日韓関係と英愛関係をざっと比較すると
〈共通点〉
① 海を隔てて一衣帯水の関係にある(同じ気候帯に属する)。
② 同一の人種である。
③ 広い意味で同じ文化圏に属する(英愛はキリスト教文化圏,日韓は儒教文化圏)が,民族・言語は異なる。
④ 独立後も,伝統文化を堅持している(カトリックと儒教)。
⑤ かつて,宗主国に対して文化的優越意識を持っていた。
〈相違点〉
① イギリスのアイルランド支配は120年に及んだが,日本の韓国支配は35年にすぎない。
② 支配の結果,アイルランド固有の言語であるゲール語(アイルランド語)はほぼ失われたが,韓国語は健在である。
③ アイルランドは領土の一部をイギリスに奪われた(北アイルランド)が,韓国(朝鮮半島)の領土は保全されている。
④ アイルランドはイギリスに食糧を収奪されたが,韓国は日本に食糧を輸出し収益を得た。
⑤ アイルランドは独立戦争によって独立を勝ち取ったが,韓国は独立戦争を行わなかった。
⑥ アイルランドの人口は半減したが,韓国(朝鮮半島)の人口は倍増した。
次回以降,くわしく見ていくことにします。
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このシリーズ楽しみだ。
人生いろいろ、会社もいろいろ・・・。
古諺にも、十人十色。
ドダイ、人間の集合体である民族とか国家とかが、似ている・似ていないを論じても詮方ないのでは。
同一民族、同一国家でも時間の経過とともに大変貌・大変質することが縷々あるわけですから。
まして、これが隣接するクニとかジンシュとの関係は比較考究しても結論は、犬鍋さんご指摘の相違点<其々異なる>に帰着するのでしょう。
ならば、比較文化論てナンなんだですが、
愚見では、
オイチョカブで勝つために相手の癖を覚える程度のことかと思います。
朝鮮人にマージャンを教えた時のことです。
「天地の開闢は朝鮮半島が端緒にして、初牌はコリアンがキレ」とオダテルと大体そうしてくれました。
馬券の買い方も教えたのですが、これは全くの<本命買い>。
ジョイス・ユリシーズの大萬馬券のロマンがありませんでした。アイルランド人とは違うでしょう。
人間社会にはあまりに変数が多くて決して同じになる事はありえないわけですが。
同様な環境が、その環境による拘束で同様な発展をみせることは実際あるのではないかと。
だからこその比較文化論なわけで。
金容雲が日本の発展の要因のひとつに山がちな地形をあげてるのを読んだのは20年も前の事ですが、
何年か前に確かネイチャーの記事の日本語アブストラクトで欧州の研究者が欧州の発展の要因にアルプスの存在をあげてるのを読みました。
これは興味深いと思いましたね。
(確かD.S.ランデスの『強国論』にも日本を小型のヨーロッパと考えて見るなんて事が書いてありましたっけ)
オイチョカブで勝つために相手の癖を覚えるのはつまり将来予測ということでしょうが。
ここでは予測を離れて知的好奇心を満足させることもいいのでは。
田中明の『物語韓国人』によれば,三国時代の朝鮮半島の人々は考え方も行動様式もずっと日本人に理解しやすい人々だったとのこと。
韓国人の変貌は,儒教の影響が大きかったのでしょう。
ジョイスは作品をゲール語ではなく英語で書きました。スウィフトもイエイツもバーナードショーも…
ただ,ゲール語を捨てて英語に乗り換えたことが,「ケルトの虎」になりえた理由になったのですが…
金容雲の初期の文明論はなかなかおもしろかったと思います。
「醜い韓国人」が出たときは,頭に血が上って論理が乱れていましたが。
さむらい=サワラビ説も確か金容雲さん。
ところで,ヨーロッパのアルプスの役割を果たしたのは日本海なのではないでしょうか。
これは梅棹文明論ですが,ともにユーラシア大陸中央部の乾燥地帯から周期的に襲来する「暴力」から守ってくれた楯または堀として。
ま、韓国人にありがちな妄想ですが、大変軽いタッチで書いてあり、まさか韓国内で支持されるとは想像できませんでした、当時(笑)。
なるほど、日本海。
どちらかというと帝国が成立しにくい地形=封建領主制の成立要件というニュアンスで捉えてました、山がちな地形。
中央集権的な収奪の暴力が働かず、近隣との恒常的な敵対関係が為政者をして「富国」とか「治水」に向かわせるインセンティブとして働いたというよな。
金容雲氏の著作は,置き土産として後任の駐在員に残してきたので,今,参照することができません。
日本の地方が,景観にしても特産物にしても多様なのに,韓国の田舎はどこも特徴がないのは,やはり中央集権的な収奪の故でしょう。