最初は、この前のときのように、1日もすれば連絡がきて、すぐに自宅に届けてもらえるだろうとたかをくくっていたのですが、二日たっても出てこないとなると、なんだかだんだん不安になってきました。
こっちからは何回も仁川の遺失物取扱所に問い合わせを入れてるんですが、
「まだ見つかってません。もうしばらくお待ちください」
の繰り返し。
ところで二回目の問い合わせのとき、申告書の控えを改めて見てみると、変なことが書いてある。
サムソナイト製(これはいいとして)
JIM THOMPSONのネクタイが中に入っている(???)
私は「JIM THOMPSONの金色のステッカーが二箇所に貼ってある」と言ったのに!
だいたい中に何が入っているかなんて、カバンの識別に何の役にも立たないじゃないか。
そもそもそのネクタイは、そのときおれが締めてたじゃないか。
係員がタイの有名ブランドであるJIM THOMPSONを知らないふうなので、していたネクタイの裏のタグを示してスペルを教えたんですね。
私の韓国語が舌足らずだった? いえいえそんな事はない。その程度のことは、正確に言えるだけの韓国語力はこの10年で身につけました。
それに、「色」の項目にBKというあやしい記号がある。確かめてみると「黒」とのこと。
アイゴー。
「チンハンパランセク(濃い青)」と言ったうえに、備え付けのカラーチャートの色を指でさしたのに。
これじゃ出るものも出ないわな。
「ちゃんと修正してくださいよ」
「はい、わかりました」
「手元の書類を直すだけじゃだめですよ。修正した情報をちゃんと関係各部署に流してくださいよ」
「はい」
ここまで言わないといけないのが韓国。
言っても信用できないのが韓国。
いままで、返事は立派でもぜんぜんやってもらえなかったことが、何度もありました。
う~ん、不安だ。
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