私の新大阪での行きつけの飲み屋の一つ、メキシカンパブに行きました。タコスと、メキシカンビール、そして50種類以上のテキーラの品揃えがあります。この時期、やはり話題は新型コロナ。
犬鍋「また増えてきたね、大阪も」
店長「もういい加減にしてほしいです。また休業要請とかなったら、お手上げです」
犬「5人以上はダメなんでしょう? 営業時間も短くなるの?」
店「今のところ、ミナミ限定のはずです」
そこへ、若い女性の二人組が入店。
店「あ、紹介します。私の彼女です。初めてですよね」
犬「初めまして」
あいさつの後、またコロナの話を続けます。
犬「増えてきたと言っても、アメリカやブラジルとは桁が違うよね。重症者も少ない」
彼女の連れの女性客が話に加わります。
客2「日本は何で少ないんですかね。なにか、ファクターXがあるはずですよね」
客1「まじめにマスクする、とか」
犬「土足で家に上がらない、とか」
客2「会ったとき、ハグやチューしないことも大きいんじゃないですか。沖縄のクラスターは米軍のパーティーですよ。ハグやチューしまくり」
この方は沖縄出身だそうで、沖縄の最新事情をよく知っている。
客2「で、その軍人たちを乗せたタクシー運転手にうつって、そこから日本人に広がったんです。アメリカのウイルスは、型が違うらしいですよ」
犬「くわしいですね」
客2「私、いちおう仕事が医療関係なので」
犬「看護師さん?」
客2「いえ、理学療法士。リハビリのほうです」
犬「そうなんですか。実は私の妻が去年クモ膜下出血で倒れて、リハビリで理学療法士さんにもずいぶんお世話になりました」
客2「クモ膜下…。後遺症は残りませんでしたか?」
犬「おかげさまで、いろいろな幸運が重なって、今は普通に暮らしています。最初は半側空間無視とかがありましたが」
客2「前頭葉が傷ついたんですね」
しばし、妻の病状や、リハビリの経過について、話をしました(リンク)。
犬「本人は運転したがってるけど、それだけはやめろって言ってます」
客2「半側空間無視だったら、運転はやめたほうがいいです」
店長の彼女は、この話題に興味がなかったのか、カウンターにつっぷして眠りに落ちてしまいました。
犬「コロナの影響、ありますか?」
客2「ないことはないです。私は訪問リハビリが多いんですけど、感染予防対策が大変になりましたね。でも、私が訪ねて行って、すごく感謝してもらえたりすると、この仕事やってよかったと思います」
このあたり、介護の仕事とも共通するかもしれません。
犬「でも、待遇はあまりよくないんじゃありませんか?」
客2「そうなんですよ! だから、私、来年は転職しようかと思って。「やりがい」だけじゃ、続けられませんから」
犬「どんな仕事をするんですか」
客2「IT関係がいいかなって。今、勉強をし始めています」
介護士も、保育士も、日本語教師も、やりがいのある仕事かもしれないけれど、大変さに見合った待遇が保証されないと、長くはできないのでしょう。
犬鍋「また増えてきたね、大阪も」
店長「もういい加減にしてほしいです。また休業要請とかなったら、お手上げです」
犬「5人以上はダメなんでしょう? 営業時間も短くなるの?」
店「今のところ、ミナミ限定のはずです」
そこへ、若い女性の二人組が入店。
店「あ、紹介します。私の彼女です。初めてですよね」
犬「初めまして」
あいさつの後、またコロナの話を続けます。
犬「増えてきたと言っても、アメリカやブラジルとは桁が違うよね。重症者も少ない」
彼女の連れの女性客が話に加わります。
客2「日本は何で少ないんですかね。なにか、ファクターXがあるはずですよね」
客1「まじめにマスクする、とか」
犬「土足で家に上がらない、とか」
客2「会ったとき、ハグやチューしないことも大きいんじゃないですか。沖縄のクラスターは米軍のパーティーですよ。ハグやチューしまくり」
この方は沖縄出身だそうで、沖縄の最新事情をよく知っている。
客2「で、その軍人たちを乗せたタクシー運転手にうつって、そこから日本人に広がったんです。アメリカのウイルスは、型が違うらしいですよ」
犬「くわしいですね」
客2「私、いちおう仕事が医療関係なので」
犬「看護師さん?」
客2「いえ、理学療法士。リハビリのほうです」
犬「そうなんですか。実は私の妻が去年クモ膜下出血で倒れて、リハビリで理学療法士さんにもずいぶんお世話になりました」
客2「クモ膜下…。後遺症は残りませんでしたか?」
犬「おかげさまで、いろいろな幸運が重なって、今は普通に暮らしています。最初は半側空間無視とかがありましたが」
客2「前頭葉が傷ついたんですね」
しばし、妻の病状や、リハビリの経過について、話をしました(リンク)。
犬「本人は運転したがってるけど、それだけはやめろって言ってます」
客2「半側空間無視だったら、運転はやめたほうがいいです」
店長の彼女は、この話題に興味がなかったのか、カウンターにつっぷして眠りに落ちてしまいました。
犬「コロナの影響、ありますか?」
客2「ないことはないです。私は訪問リハビリが多いんですけど、感染予防対策が大変になりましたね。でも、私が訪ねて行って、すごく感謝してもらえたりすると、この仕事やってよかったと思います」
このあたり、介護の仕事とも共通するかもしれません。
犬「でも、待遇はあまりよくないんじゃありませんか?」
客2「そうなんですよ! だから、私、来年は転職しようかと思って。「やりがい」だけじゃ、続けられませんから」
犬「どんな仕事をするんですか」
客2「IT関係がいいかなって。今、勉強をし始めています」
介護士も、保育士も、日本語教師も、やりがいのある仕事かもしれないけれど、大変さに見合った待遇が保証されないと、長くはできないのでしょう。