安倍首相の従軍慰安婦関連発言が,いよいよ大騒ぎになっています。
今回の騒動の韓国主要新聞の報道は以下のとおり。
中央日報記事・社説・コラム(1,2,3,4,5)
朝鮮日報記事・社説(1,2)
東亜日報社説(1)
十数年前に勃発した慰安婦騒動は、ソ連崩壊で政府批判の思想的拠り所を失った左翼系の日本人が,新たな政府批判のネタとして慰安婦を「再発見」し、韓国をそそのかし,それに韓国が乗っかり,元慰安婦のおばあさんたちを担ぎだして大騒ぎしたものです。
そもそも戦場に慰安婦が存在していたことは、当事の人の常識でした。当たり前のことでありながら、話題が話題だけにだれも好んで話そうとはしなかったことを、当時をよく知らない世代が、あたかも「隠されてきた事実を今明るみに出した」かのように騒いだものにすぎません。
現在の韓国で,教科書・新聞・テレビを通した「刷り込み」によって,人々の間に定着している「従軍慰安婦神話」は,おおよそ次のようなものです。
①「従軍慰安婦」は20万人いて,その大部分は朝鮮人だった。
②日本政府(軍隊,警察)が,一般女性を組織的に強制連行した。
③「挺身隊」という名で慰安婦にされた場合も多く,そのなかには12歳の少女もいた。
④慰安所の労働は過酷で,一日10人~20人の相手をさせられた。
⑤お金はいっさいもらえなかった。
⑥日本の敗戦後,殺されたり,戦場に遺棄された人が多かった。
秦郁彦の実証的な研究『慰安婦と戦場の性』によれば,
①「従軍慰安婦」という制度はなく,戦場にあった慰安所で働いていた慰安婦の総数は約2万人,うち朝鮮人は約4000人と推定される。
②日本が組織的に強制連行した形跡はない。
日本は44年,朝鮮半島で「労務動員」を行なったが,もし「慰安婦強制連行」が制度として行なわれたなら,それに準じた手続きで行なわれたはずである。すなわち各行政単位ごとに人数を割り当て,面長(自治体首長=朝鮮人),警察などを通じて供出させたはずだが,そのようなことは行なっていない。
ほとんどは売春業者(大半が朝鮮人)が,軍の要請を受けて調達した。もともと売春婦だった者,親に売られた者,騙された者が代表的なケース。
③「挺身隊」は工場労働であり,慰安婦とは無関係。
「12歳少女」のケースは工場労働だったことが確認されている。(リンク)
④慰安所によって異なるが,通常一日5~6人程度が多かったと考えられる。
⑤お金は支払われた。料金は内地より高かった(5倍)。
故郷に大金を送金したケースもあった。ただし,戦場でお金のかわりに通用した「軍票」で支払いが行なわれた場合も多く,軍票は敗戦とともに紙切れになった。
⑥帰還船に乗って,ほとんど全員が生還した。
そして,上記の神話を,日本政府は1993年の「河野談話」によって認めたことになっているのです。
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