ポンテギについては,以前このブログにも書きました。韓国では老若男女に愛される,国民的スナックです。これが,米軍のタブロイド紙に紹介された,という記事がありました。(→リンク)
「ポンデギを食べていなければ韓国生活初心者」
「ポンデギを食べたことがなければ韓国生活を完全にしたとは言えない」
タブロイド版在韓米軍週刊紙「Morning Calm」が最近、ポンデギに関する記事を載せた。 同紙はポンデギの写真を大きく載せ、「ポンデギを食べていなければ韓国生活を完全にしたとは言えない。ポンデギはソウルで人気満点のおやつの一つで、1カップ1000ウォン(約75円)。 これが何か知っているか。カイコを蒸したものだ」と説明した。
同紙は竜山(ヨンサン)・東豆川(トンドゥチョン)・平沢(ピョンテク)・大邱(テグ)などの米軍部隊に配布されるタブロイド紙で、駐韓米軍のニュースや韓国生活情報などが掲載されている。
ハン・ヨンヒ・ソウル市観光振興担当官は朝鮮日報とのインタビューで,「韓国のさまざまな姿を知らせようという趣旨は十分に理解し共感できるが、トッポッキ・たい焼き・ホットッのように外国人も負担なく楽しめる食べ物ではなく、なぜポンデギを取り上げたのかよく分からない」と話した。
パン・ウダル・ソウル市衛生課長も「私たちは以前から食べてきたが、韓国を代表する食べ物として外国に伝えられるのは少し抵抗感がある」と語った。
これに駐韓米軍のアン・チャンシン民事官は「該当写真は米軍軍務員の編集者が昨年末、果川(クァチョン)ソウル大公園地下鉄駅の入口で撮影したもの」とし「ポンデギの正体は何かという駐韓米軍と軍務員の質問が殺到し、説明しようという意味で紹介したにすぎない」と話した。
記事の調子では,ポンテギが興味本位で取り上げられたことに対する軽い非難がこめられているようです。
昔からの食文化とはいえ,「虫を食う」ことはうしろめたいこと,恥ずかしいこと,野蛮なこと,できれば外国には知られたくないことという意識が強まっているのでしょうか。
同じことが「犬を食う」ことにもあてはまり,韓国で国際的行事(オリンピックやワールドカップ)が行われるたびに,国内に賛否両論が起こります。韓国にもペットブームが広がり愛犬家の側から「犬がかわいそう」という声が起きる一方で,「犬を食うという野蛮な習慣を外国人に知られたくない」という理由からの反対意見もあるようです。
虫を食ったり犬を食ったりすることが野蛮かどうかは文化の違い,価値観の違いであって,一概にはいえません。普通の日本人が「鯨を食う」ことをちっとも野蛮だと思わないのと同じです。
犬は中国では一般的な食材ですし,「虫食」はタイにも見られます。
ただこのあたりが複雑なところで,「アメリカやフランスでも食べている」ならいいが,「中国やタイでも食べている」はなんの慰めにもならない。韓国には外国の序列が厳として存在し,中国やタイは「下位の国」,韓国が中国やタイのようなレベルの国と同じに見られるのは嫌だという意識があるようなのです。
ま,とにかく「犬食」も「虫食」も厭わない,いやどちからといえば好きなほうの私としては,韓国が自国の伝統的食文化にもっと自信をもってくれて,海外に対しても「われわれの文化に文句をいうな」という強い態度を貫いて,末永くこの麗しい食文化を維持していってくれればと思います。
「ポンデギを食べていなければ韓国生活初心者」
「ポンデギを食べたことがなければ韓国生活を完全にしたとは言えない」
タブロイド版在韓米軍週刊紙「Morning Calm」が最近、ポンデギに関する記事を載せた。 同紙はポンデギの写真を大きく載せ、「ポンデギを食べていなければ韓国生活を完全にしたとは言えない。ポンデギはソウルで人気満点のおやつの一つで、1カップ1000ウォン(約75円)。 これが何か知っているか。カイコを蒸したものだ」と説明した。
同紙は竜山(ヨンサン)・東豆川(トンドゥチョン)・平沢(ピョンテク)・大邱(テグ)などの米軍部隊に配布されるタブロイド紙で、駐韓米軍のニュースや韓国生活情報などが掲載されている。
ハン・ヨンヒ・ソウル市観光振興担当官は朝鮮日報とのインタビューで,「韓国のさまざまな姿を知らせようという趣旨は十分に理解し共感できるが、トッポッキ・たい焼き・ホットッのように外国人も負担なく楽しめる食べ物ではなく、なぜポンデギを取り上げたのかよく分からない」と話した。
パン・ウダル・ソウル市衛生課長も「私たちは以前から食べてきたが、韓国を代表する食べ物として外国に伝えられるのは少し抵抗感がある」と語った。
これに駐韓米軍のアン・チャンシン民事官は「該当写真は米軍軍務員の編集者が昨年末、果川(クァチョン)ソウル大公園地下鉄駅の入口で撮影したもの」とし「ポンデギの正体は何かという駐韓米軍と軍務員の質問が殺到し、説明しようという意味で紹介したにすぎない」と話した。
記事の調子では,ポンテギが興味本位で取り上げられたことに対する軽い非難がこめられているようです。
昔からの食文化とはいえ,「虫を食う」ことはうしろめたいこと,恥ずかしいこと,野蛮なこと,できれば外国には知られたくないことという意識が強まっているのでしょうか。
同じことが「犬を食う」ことにもあてはまり,韓国で国際的行事(オリンピックやワールドカップ)が行われるたびに,国内に賛否両論が起こります。韓国にもペットブームが広がり愛犬家の側から「犬がかわいそう」という声が起きる一方で,「犬を食うという野蛮な習慣を外国人に知られたくない」という理由からの反対意見もあるようです。
虫を食ったり犬を食ったりすることが野蛮かどうかは文化の違い,価値観の違いであって,一概にはいえません。普通の日本人が「鯨を食う」ことをちっとも野蛮だと思わないのと同じです。
犬は中国では一般的な食材ですし,「虫食」はタイにも見られます。
ただこのあたりが複雑なところで,「アメリカやフランスでも食べている」ならいいが,「中国やタイでも食べている」はなんの慰めにもならない。韓国には外国の序列が厳として存在し,中国やタイは「下位の国」,韓国が中国やタイのようなレベルの国と同じに見られるのは嫌だという意識があるようなのです。
ま,とにかく「犬食」も「虫食」も厭わない,いやどちからといえば好きなほうの私としては,韓国が自国の伝統的食文化にもっと自信をもってくれて,海外に対しても「われわれの文化に文句をいうな」という強い態度を貫いて,末永くこの麗しい食文化を維持していってくれればと思います。
タイはラオスより明らかに発展していて,見下してもいいはずなのに,あんまりそれが感じられません。タイ語とラオ語が兄弟で,通訳なしでも通じるらしい。身内を温かく見守っているという感じですね。
昔東南アジアの某国に駐在して感じたのは、そこの国の国民がその周辺の国を意外にも見下した感を持っていることだ。
わたくしからすれば、ほとんど同じか、今は周辺国家の方が発展著しいくらいだと思っていた。
こういうことは韓国だけでなくあるようですね。
日本でもある地方都市の市民がその近隣の地方都市よりもましだとか、そういう感情はあるのかもしれませんね。