雫石といえば、私が小学生のときに起きた航空機事故が起きた場所として記憶に残っています。全日空の旅客機と自衛隊機が空中で衝突した大惨事です。
長女が学生時代からつきあっているという彼氏が雫石出身。少林寺拳法部をいっしょにやっていて、これまでもつきあったり別れたりしていたものが、最近になってまたつきあい始めた。もういい歳だし、「結婚を前提に」というつきあいのようです。
本人には、以前つきあっていたときに一度食事をしたことがある。このたび、ご両親が親戚の結婚式のために上京するので、せっかくだからいっしょに食事を、ということになりました。まだ結婚が決まったわけではなく、正式なご挨拶ではないのですが、リフォームがすんできれいになったわが家に招待することに。
娘は少し前に岩手県の実家を訪問し、自然豊かな雫石市を大いに気に入ったらしい。おじいさん、おばあさんも同居する大家族で、祖父母はいまも自宅裏でさまざまな農作物を作っている。ちょうど「うるい」という野菜が旬で、食卓に乗ったということです。うるいは、私も最近池袋の居酒屋で初めて食べ、ややぬめりのある独特な食感が印象に残っています。そのときは、自宅で収穫された大豆をたくさんいただいてきて、しばらく大豆料理が続きました。
彼氏はもともとエンジニアで、半導体製造装置大手に勤めていたのが、医療機器の開発がしたくて転職。ペースメーカーの技師の資格をとって、現在は岩手の病院に勤務している。もし結婚することになれば、岩手に住むことになるようです。
「岩手はいいけれど、仕事はどうするの?」
娘の仕事はITビジネス。
「ネット環境さえあれば、どこにいても仕事はできるはず」
などと甘いことを言っていますが、どうなることやら。
ご両親は私たち夫婦と同年配。聞いてみると、お父さんは若いころからホッケーをやっていて、実業団のチームで活躍していたらしい。わが家もホッケーに縁が深いので、ホッケーの話が弾みました。
長女は高校のときにホッケー部に所属し、全国大会に出たし、四女は中学のときにホッケーをやり、今も大学のホッケー部で練習に明け暮れている。妻は、二人の娘のホッケー生活につきあっていたため、それなりにホッケー界に詳しい。
お父さんは、いろいろな大会で全国を遠征し、わが家のそばにあるホッケー場に来たこともある。ホッケーの世界は狭いので、娘がお世話になった指導者のことをお父さんがご存じだったりして、大いに話が盛り上がりました。
お酒をあまり召し上がらないという点は少し残念ですが、とてもなごやかな会食になりました。早ければ今年じゅう、遅くとも来年には、次女に続いて二人目が片づくことになりそうです。
ところで、四女の所属する東大女子ホッケー部は昨年、2部リーグで2位になり、入れ替え戦に勝って1部に上がりました。しかし、1部リーグでは歯が立たず、そのつぎのシーズンでふたたび2部リーグに陥落。
今シーズンは、2部でみごとに優勝。創部以来初の快挙です。しかし、その後の入れ替え戦に負けてしまったため、来シーズンの1部リーグ昇格は果たせませんでした。
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