写真:イゴロット族の一つ、イフガオ族の女性
フィリピンの独立記念日である6月12日の夜、娘の夫のDに聞きました。
「独立記念日って、どこから独立したの?」
「スペインです」
「でも、フィリピンはアメリカの植民地だったでしょう?」
「はい、アメリカから独立したのは7月4日です。フィリピンには独立記念日が二つあるんです」
Dは、フィリピンにいたとき、高校の社会の教師をしていたことがあるので、歴史についてはけっこうくわしい。
「フィリピンの初代大統領は尊敬されているの?」
「アギナルドですね。ぜんぜん尊敬されていません。ただ初代大統領であるというだけで」
「独立戦争の時、敵のスペインからお金もらって外国に逃げたんだってね」
「そうです」
「スペインに比べて、アメリカの植民地だった期間は短いよね」
「はい、でもイゴロットはスペインには支配されませんでした」
「どうして?」
「スペイン人は、高い山に登れなかったから(笑)。マニラとか、低い地方だけ支配してたんです」
イゴロットというのは、フィリピンのルソン島北部の高山地帯に住む人々を言います。Dのお母さんはイフガオの出身で、イゴロット族の一つ。Dが育ったバギオもイゴロット族の町です。
「アメリカ人は高い山に登れたの?」
「はい、アメリカ人はがんばりました。バギオは、アメリカ人が避暑地として開発した町です」
「フィリピンには中華系も多いんでしょう?」
「はい、最近は多いです」
「最近じゃなくて、昔からいたんじゃない。アキノ大統領も中華系だと聞いたことがある」
「ああ、それはずっと前です。スペイン人が来る前。長く住んでるから、いまはフィリピン人です」
スペイン人が来る前だとしたら、16世紀以前ですが、そんなに古いかな。もしかしたら台湾の鄭成功のように、明滅亡時にフィリピンに渡った華人集団がいたのかもしれません。
「独立記念日って、どこから独立したの?」
「スペインです」
「でも、フィリピンはアメリカの植民地だったでしょう?」
「はい、アメリカから独立したのは7月4日です。フィリピンには独立記念日が二つあるんです」
Dは、フィリピンにいたとき、高校の社会の教師をしていたことがあるので、歴史についてはけっこうくわしい。
「フィリピンの初代大統領は尊敬されているの?」
「アギナルドですね。ぜんぜん尊敬されていません。ただ初代大統領であるというだけで」
「独立戦争の時、敵のスペインからお金もらって外国に逃げたんだってね」
「そうです」
「スペインに比べて、アメリカの植民地だった期間は短いよね」
「はい、でもイゴロットはスペインには支配されませんでした」
「どうして?」
「スペイン人は、高い山に登れなかったから(笑)。マニラとか、低い地方だけ支配してたんです」
イゴロットというのは、フィリピンのルソン島北部の高山地帯に住む人々を言います。Dのお母さんはイフガオの出身で、イゴロット族の一つ。Dが育ったバギオもイゴロット族の町です。
「アメリカ人は高い山に登れたの?」
「はい、アメリカ人はがんばりました。バギオは、アメリカ人が避暑地として開発した町です」
「フィリピンには中華系も多いんでしょう?」
「はい、最近は多いです」
「最近じゃなくて、昔からいたんじゃない。アキノ大統領も中華系だと聞いたことがある」
「ああ、それはずっと前です。スペイン人が来る前。長く住んでるから、いまはフィリピン人です」
スペイン人が来る前だとしたら、16世紀以前ですが、そんなに古いかな。もしかしたら台湾の鄭成功のように、明滅亡時にフィリピンに渡った華人集団がいたのかもしれません。
病院にDr. Takataという人がいて、ルーツを聞きましたが、本人は日本にある名前とは知っていましたが、わからないとのことでした。
韓国に続いてフィリピンの歴史についても書いて頂ければ幸いです。
キリシタン大名だったんですね。