犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

ロシア語の辞書

2020-08-30 22:23:30 | 辞書の話
 40年ほど前、私は大学の第三外国語でロシア語を履修しました。

 当時は、語学をやるにはまず辞書が必要と思っていましたから、早速書店に行って、ナウカという見慣れない出版社からでていた露和辞典を購入。

 しかし、大失敗でした。ソ連(懐かしい!)で発行されたものをそのまま日本で出したようで、語数は多いけれど、用例は少なく、初学者に使いこなせる代物ではありませんでした。

 それでもう一冊、博友社の『ロシア語辞典』(1975年版)を購入して、もっぱらこちらを使っていました。

 このたび40年振りにロシア語を学び直すにあたり、帰省先からこの辞書を送ってもらおうかとも思いましたが、1975年発行ですからいかんせん古い。この機会に、新しい辞書を買うことにしました。

 検索すると、博友社の辞書の改訂版が出ていました。しかしそれも1995年改訂ですから25年前。もっと新しいものがよいだろうということで、2015年に出た小学館『プログレッシブ ロシア語辞典』をネットで注文。プログレッシブシリーズは、英語、フランス語、インドネシア語でお世話になったので、いい辞書であることを知っていました。

 ところが、届いてみて、ちょっとがっかりしました。判型がずいぶん小さいのですね。まえがきを見ると「ハンディータイプの辞典にすることで旅行、滞在の際にも常時参照できるようにした」とあり、携帯しやすさを重視したようです。

 一方で、6万語の見出し語を立て、巻末に1万語の和露辞典もつけているから、本文の字はとても小さい。若ければ気にならなかったでしょうが、もうすぐ還暦を迎える私にとって、この字の小ささは困りものです。

 まあ、初級のうちは、新出単語の意味はみな教科書に載っていますから、辞書を引く機会は少ないのですが。
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