妻から「ぎっくり腰になった」という緊急メールが入ったのですが,その日は大阪出張でどうしようもない。まあ,家事は四人の娘がなんとかしてくれるでしょう。
出張先で韓国人に会ったので,「ぎっくり腰」を韓国語でなんと言うか聞いたところ,それに相当する韓国語はないという。
シマンヨトン 심한 요통(ひどい腰痛)
あるいは
ホリガアップダ 허리가 아프다(腰が痛い)
としか言いようがない,と。
「肩こり」という言葉がない国には,肩こりがない(感じない)ということを聞いたことがあるけれど,ならば韓国にはぎっくり腰がないのか???
そういえば,韓国には「肉離れ」という言葉もなく,たんに「クニュクトン 근육통 」(筋肉痛)になってしまうそうな。
ぎっくり腰も肉離れもないなんて,なんて幸せな国だろう。
件の韓国人によれば,肩こりはあって
オッケキョルリム 어께 결림
だということですが,いっしょにいた別の韓国人はそんな言葉聞いたことがないと言い,辞書にも載っていないので,熟した言葉ではないかもしれません。
ところで,最初の韓国人は,通訳の専門的な教育を受けた日本語の達人ですが,私が「ぎっくり腰」について聞いたとき,
「?? びっくり腰のことですか?」
と聞き返されて,こちらがびっくり。どうも,ぎっくり腰のことをびっくり腰だと思っていたそうです。98年に初めて日本に行ったときにこの言葉を耳にし,以来10年近く,「びっくり腰」だと思い込んでいた,と。
私もとんだ勘違いで誤って覚えている韓国語が多いだろうなあ。
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最近、webを見ると立ち読み「다치요미」「타치요미」などど書かれていますが、まだ注釈入りです。
そのうち定着したりして...
座り書き写しもよくあります。
すわって,ノートPCで専門書の内容を入力しているつわものもいましたが,さすがに店員に注意されていました。
本のページを携帯カメラで撮っちゃうというのもよくある手。
日本に長い間住んでいるので、
『本当かな?』wと調べていて
たどり着きました。
彼女(ソウル生まれ・在日暦10年)が言うには、
『ビックヨッソヨ!』
(ぎっくり腰だったんです)と言っていました。
スラングだと思われますが・・・・
まさか、『びっくり腰』からきてる・・
なんてことは無いでしょうw
正しいかどうかワカリマセンが。
調べてみたところ,
ピクッピクッ
という擬態語があり,「腰がぎくっとする様子,物事が食い違う様子」。
動詞化したピクッタダは,「ぎくっとする,ぎくしゃくする」。
「腰がピクッタダ」は,日本語の「ぎっくり腰」に近いようです。ただ,「ぎっくり腰」ほどに深刻な症状ではないのかも。
日本語のビックリから来たかどうかはよくわかりませんでした。