31日に、妻が大阪に遊びに来ました。
目的の一つがお花見。
二番目は、京都でおいしい和菓子を買うこと。
最後が、私の誕生日(4月1日)を祝うこと。
どれが最大の目的かはわかりません。
私は土曜日に京都でミャンマー語を習っているので、いっしょに京都に行きたいということで、レッスンのかなり前に京都に向かいました。
最初に行ったのが京都市役所近くの錦市場。ここは東西に長いアーケードが続いていて、中にたくさんの食品のお店があります。
漬物、揚げ物、お茶、和菓子…。有名な厨房用品(包丁とか鍋とか)のお店も。そこで外国人観光客に混じって鱧(はも)の揚げ物やがんもどきのようなものを買い食いしました。
そこから北上し、京都御所の中を通って、今出川へ。残念ながら京都の桜はまだまったく花が開いておらず、妻の目的の一つは空振りにおわりました。
烏丸今出川の交差点に近いサイゼリアでミャンマー語の先生にご挨拶。
「ダーガード・チャノウ・ザニー・バー(こちらは 私の 妻です)」
「トゥエヤーダー・ワンターバーデー(お会いできて うれしいです)」
「ディーネ・チャノウ・ムエネ・バー(今日は 私の 誕生日です)」
これまで習った表現が使えて嬉しかったです。
1時間半の間、妻は別の席で、ガイドブックを見ながら午後の計画を立てていました。
「北野天満宮って近い」
「ああ、ここから歩いて行ったことあるけど30分ぐらいだよ」
「お天気もいいし、歩いて行きましょう」
北野天満宮の近くに千家(表も裏も)の本拠地があって、周辺にはお茶道具屋や和菓子屋がたくさんあるとのこと。
京都は、東京や大阪と違って、何の変哲もない小路にも趣があって、歩いているだけでも楽しい。
天満宮で形ばかりのお参りをして、和菓子屋さんで目当てのものを買うことができ、妻はご満悦。
「次はどこ?」
「南禅寺」
「そりゃ反対側だ。歩いて行くのは無理だよ」
遅い昼食をとった蕎麦屋の店員にバス路線を聞きましたが、停留所に来たバスは超満員。
「地下鉄の駅まで歩こう」
地図の見方が甘かったのか、ここでも30分近く歩きました。
南禅寺にも以前行ったことがあります。東西線の蹴上駅から徒歩。途中、琵琶湖疏水の跡があり、なかなか興味深いのですが、妻は無関心なので素通り。
目的は瓢亭という高級料亭で出しているおせんべい。
お菓子のお店らしきものがないので、場所が違うのかと思って料亭に電話すると、料亭の中からせんべいを持った上品なおかみさんが出てきました。
(このせんべいに、これだけ苦労する価値があったのだろうか)
という疑問がふつふつとわきあがりましたが、満足している妻の気持ちに水を差すようで、口には出さずじまい。
新大阪に戻ったのは夜の7時頃でした。
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