犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

京都散策

2017-04-01 23:17:26 | 大阪暮らし

 31日に、妻が大阪に遊びに来ました。

 目的の一つがお花見。

 二番目は、京都でおいしい和菓子を買うこと。

 最後が、私の誕生日(4月1日)を祝うこと。

 どれが最大の目的かはわかりません。

 私は土曜日に京都でミャンマー語を習っているので、いっしょに京都に行きたいということで、レッスンのかなり前に京都に向かいました。

 最初に行ったのが京都市役所近くの錦市場。ここは東西に長いアーケードが続いていて、中にたくさんの食品のお店があります。

 漬物、揚げ物、お茶、和菓子…。有名な厨房用品(包丁とか鍋とか)のお店も。そこで外国人観光客に混じって鱧(はも)の揚げ物やがんもどきのようなものを買い食いしました。

 そこから北上し、京都御所の中を通って、今出川へ。残念ながら京都の桜はまだまったく花が開いておらず、妻の目的の一つは空振りにおわりました。


 烏丸今出川の交差点に近いサイゼリアでミャンマー語の先生にご挨拶。

「ダーガード・チャノウ・ザニー・バー(こちらは 私の 妻です)」

「トゥエヤーダー・ワンターバーデー(お会いできて うれしいです)」

「ディーネ・チャノウ・ムエネ・バー(今日は 私の 誕生日です)」

 これまで習った表現が使えて嬉しかったです。

 1時間半の間、妻は別の席で、ガイドブックを見ながら午後の計画を立てていました。

「北野天満宮って近い」

「ああ、ここから歩いて行ったことあるけど30分ぐらいだよ」

「お天気もいいし、歩いて行きましょう」

 北野天満宮の近くに千家(表も裏も)の本拠地があって、周辺にはお茶道具屋や和菓子屋がたくさんあるとのこと。

 京都は、東京や大阪と違って、何の変哲もない小路にも趣があって、歩いているだけでも楽しい。

 天満宮で形ばかりのお参りをして、和菓子屋さんで目当てのものを買うことができ、妻はご満悦。

「次はどこ?」

「南禅寺」

「そりゃ反対側だ。歩いて行くのは無理だよ」

 遅い昼食をとった蕎麦屋の店員にバス路線を聞きましたが、停留所に来たバスは超満員。

「地下鉄の駅まで歩こう」

 地図の見方が甘かったのか、ここでも30分近く歩きました。

 南禅寺にも以前行ったことがあります。東西線の蹴上駅から徒歩。途中、琵琶湖疏水の跡があり、なかなか興味深いのですが、妻は無関心なので素通り。

 目的は瓢亭という高級料亭で出しているおせんべい。

 お菓子のお店らしきものがないので、場所が違うのかと思って料亭に電話すると、料亭の中からせんべいを持った上品なおかみさんが出てきました。

(このせんべいに、これだけ苦労する価値があったのだろうか)

という疑問がふつふつとわきあがりましたが、満足している妻の気持ちに水を差すようで、口には出さずじまい。

新大阪に戻ったのは夜の7時頃でした。


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