驚きました。
北のミサイル発射は、予告期間が延長されたうえに、技術的問題で延期、解体作業などの情報が次々に報じられて、当分発射はないだろうと言われていたのに、12日に発射されました。
情報分析に失敗したのか、北が攪乱情報に欺かれたのか。
もう一つの驚きは、北のミサイルが実は宇宙ロケットで、衛星が成功裏に軌道に乗ったということ。
衛星というのは偽装で、ミサイル発射実験だと思っていました。北が「成功」といっても嘘だ,と。しかし今回は実際に衛星が軌道に乗ったことが、米国の航空宇宙防衛司令部(NORAD)によって確認されたということですから、間違いないでしょう。
そもそもミサイルとロケットは何が違うのか。
すでに「質問箱」のようなところにたくさん質問されていて、専門的な回答もなされています。それを読むと、どうやらミサイルとロケットは原理的には同じようなもの。ミサイルは武器だけれども、ロケットは平和利用のものと軍事利用のもの(ロケット砲)があるという違いのようです。
ただ、今回の衛星打ち上げが本当に成功したと言えるのかどうか。
たしかに、何らかの物体が衛星軌道に乗ったことは事実のようです。しかしその物体が本当に衛星なのか、どんな機能を果たすのかがよくわからない。まともな衛星なら、姿勢制御のために地上から電波で指令を出さなければならないのだけれど、そのような電波が観測されていないということです。衛星が正常に機能していないのであれば、たんなる鉄くずにすぎない。
ともかく、韓国はこの成功に相当な衝撃を受けています。
失敗や延期が続いている羅老号で、世界の「十大ロケット開発国」「十大宇宙クラブ」入りを目指していたのに、その夢はかないませんでした。(→リンク)
そもそも「十大宇宙クラブ」って、聞いたことがないんですが、そんなクラブがあるんでしょうか。日本も入っているのかな。それとも韓国だけがあると思っている仮想クラブなんでしょうか。
まあ、韓国もこれに気を落とさず、羅老号の三度目の打ち上げを成功させ、「十一番目」を目指してほしいものです。
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