犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

韓国で新型インフルが増えないわけ

2009-05-20 12:46:50 | 韓国雑学
 中央日報の「万物相」に,パンデミックと題するコラムが乗りました(5月19日

 14世紀のペスト大流行に際し,ユダヤ人がスケープゴートになった経緯を述べたあと,

  
罪もないユダヤ人たちがスケープゴートになった理由の中のひとつは、ペストが特に彼らだけ避けたからだ。「タルムード」は清潔を強調するユダヤ教の伝統のおかげだと説明する。手を洗うことを神さまと会う神聖な行為と考え、守ったというのだ。「せっけんの下にお金を隠せば絶対見つからない」と冗談をいうほど洗わずに暮らした通常の中世の人々と違い、ユダヤ人たちはよく洗う習慣一つで病気の魔の手から脱することができた。このごろメキシコ発の新型インフルエンザ(インフルエンザA/H1N1)が各国に拡散する状況だが、特に韓国では静かなのも国民が衛生の守則を徹底的に守っているからだ。しかし緊張のひもを緩めてはいけない。強い生命力で武装した細菌が飛行機で飛び回る時代、いつまた別のパンデミックが起きるかもしれないからだ。中世でも現代でもひたすら手洗いで伝染病との戦争に防備できるのはまったく幸いだ。

 なんと,韓国で新型インフルエンザの国内感染がないのは,韓国民が衛生の守則(守るべき規則,心得)を徹底的に守っているからなのでした。

 私が韓国に駐在していたころ,韓国の公衆トイレで手を洗う男性はほとんどいなかった事実(→リンク)を考えると,私が日本に帰ってから約2年の間に,韓国人の衛生観念が劇的に改善されたということのようで,喜ばしいかぎりです。

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