かねてより大阪に知人に,大阪随一のコリアンタウンである鶴橋に連れていってほしいとお願いしていたのですが,今回の大阪出張のおり,実現しました。
出張前に,予習用サイト(→リンク)を紹介され,ざっと目を通す。一口にコリアンタウンと言っても,鶴橋だけでなく,猪飼野,今里などいろいろあることを知りましたが,とりあえずいちばん名の通った鶴橋に行くことにしました。
環状線鶴橋駅前には,焼き肉屋街が広がっています。店の前では威勢のいいアジョシ,アジュンマが客引きに立っている。そこをやりすごし薄暗いアーケードを奥に行くと,南大門や東大門の市場を思わせるような,小規模店舗ひしめく問屋街が広がります。ただ,商売は明け方にするのでしょうか,夜のこの時間はすでに閉店されていてひっそりしている。
私のリクエストで,「大阪DEEP案内」の中で紹介されていた「アリラン食堂」へ向かいます。
アリラン食堂は,にぎやかな一画からは少しはずれたところにありました。ドアを開けて中に入ると,客は意外に少ない。ちょうどこの日はサッカーワールドカップ,アジア予選があったからかもしれません。
時刻は夜7時半,すでに試合は始まっているのに,店内に設置されたテレビには,韓国のバラエティー番組をやっている。ま,日本はウズベキスタンに勝ってすでに大会進出を決めているから,カタール戦はどうしても見ようという気持ちはない。チャンネルをかえてくれという要望は出しませんでした。
テーブルは焼肉用のガスコンロが埋め込まれているタイプなので焼き肉を頼むことに。カルビやハラミ,ミノなどに混じって,「バラ」というメニューがある。隣にはハングルで「バラ」と書いてあるのですが,こんな韓国語はないはず。
アジュンマに聞いてみると,「カルビ」のほうは「骨つきカルビ」で,「バラ」は「骨なし」だとのこと。韓国では,「カルビサル」という名で売られている肉であることが判明しました。
それで,この「バラ」と「ハラミ」を注文。それ以外に,チヂミと野菜,キムチセットを注文します。キムチセットを頼むと,いろいろなおかず(ミッパンチャン)が出るとのこと。ミッパンチャンが並んでみると,韓国の食堂と同じ雰囲気になります。やや大きめの肉を焼いて,ハサミで切るところも韓国式。
アジュンマの日本語はややぎこちなく,韓国語のほうは自然なので,きっと日本生まれの在日ではなくニューカマーなのでしょう。
さて味のほうは…。
肉質は特筆するほどではなく,先日言った東京御徒町のコリアンタウン(→リンク)で食べたもののほうが上でした。
酒は,生ビールで始め,ソジュを頼む。出てきたのはチャミスル。「輸出用」のラベルはなく,本場韓国と同じものが,1000円。これは東京新大久保の価格よりも200~500円安い。
一本目が空いたころ,バラエティーを見ていたお客さんが帰ったので,「サッカーにしてくれませんか」と頼みました。チャンネルをかえて画面に映ったのは「韓国-サウジアラビア」。
(…)
どうやら,日本-カタール戦と同時刻に行われているようです。韓国もすでに進出を決めていて,この試合に「一位通過」がかかっているようす。後半戦に入っていましたが0-0でした。
「す,すいません…。日本戦がいいんですけど」
アジュンマは憮然とした表情でチャンネルをかえてくれます。この店の「売り物」の一つが,韓国の番組を放送していることらしいのです。
日本-カタールは終盤にさしかかっていて,1対1。押され気味の試合で,そもそもあまり見る気がなかったので,いつしかテレビのことは忘れて飲んでいました。
お客さんも少なく,静かに飲むことができてよかったのですが,「韓国の食堂の活気と喧騒」を期待していたためもあって,やや期待はずれでした。
この次は,今里か猪飼野の活気あふれるコリアンタウンを探訪したいと思います。
出張前に,予習用サイト(→リンク)を紹介され,ざっと目を通す。一口にコリアンタウンと言っても,鶴橋だけでなく,猪飼野,今里などいろいろあることを知りましたが,とりあえずいちばん名の通った鶴橋に行くことにしました。
環状線鶴橋駅前には,焼き肉屋街が広がっています。店の前では威勢のいいアジョシ,アジュンマが客引きに立っている。そこをやりすごし薄暗いアーケードを奥に行くと,南大門や東大門の市場を思わせるような,小規模店舗ひしめく問屋街が広がります。ただ,商売は明け方にするのでしょうか,夜のこの時間はすでに閉店されていてひっそりしている。
私のリクエストで,「大阪DEEP案内」の中で紹介されていた「アリラン食堂」へ向かいます。
アリラン食堂は,にぎやかな一画からは少しはずれたところにありました。ドアを開けて中に入ると,客は意外に少ない。ちょうどこの日はサッカーワールドカップ,アジア予選があったからかもしれません。
時刻は夜7時半,すでに試合は始まっているのに,店内に設置されたテレビには,韓国のバラエティー番組をやっている。ま,日本はウズベキスタンに勝ってすでに大会進出を決めているから,カタール戦はどうしても見ようという気持ちはない。チャンネルをかえてくれという要望は出しませんでした。
テーブルは焼肉用のガスコンロが埋め込まれているタイプなので焼き肉を頼むことに。カルビやハラミ,ミノなどに混じって,「バラ」というメニューがある。隣にはハングルで「バラ」と書いてあるのですが,こんな韓国語はないはず。
アジュンマに聞いてみると,「カルビ」のほうは「骨つきカルビ」で,「バラ」は「骨なし」だとのこと。韓国では,「カルビサル」という名で売られている肉であることが判明しました。
それで,この「バラ」と「ハラミ」を注文。それ以外に,チヂミと野菜,キムチセットを注文します。キムチセットを頼むと,いろいろなおかず(ミッパンチャン)が出るとのこと。ミッパンチャンが並んでみると,韓国の食堂と同じ雰囲気になります。やや大きめの肉を焼いて,ハサミで切るところも韓国式。
アジュンマの日本語はややぎこちなく,韓国語のほうは自然なので,きっと日本生まれの在日ではなくニューカマーなのでしょう。
さて味のほうは…。
肉質は特筆するほどではなく,先日言った東京御徒町のコリアンタウン(→リンク)で食べたもののほうが上でした。
酒は,生ビールで始め,ソジュを頼む。出てきたのはチャミスル。「輸出用」のラベルはなく,本場韓国と同じものが,1000円。これは東京新大久保の価格よりも200~500円安い。
一本目が空いたころ,バラエティーを見ていたお客さんが帰ったので,「サッカーにしてくれませんか」と頼みました。チャンネルをかえて画面に映ったのは「韓国-サウジアラビア」。
(…)
どうやら,日本-カタール戦と同時刻に行われているようです。韓国もすでに進出を決めていて,この試合に「一位通過」がかかっているようす。後半戦に入っていましたが0-0でした。
「す,すいません…。日本戦がいいんですけど」
アジュンマは憮然とした表情でチャンネルをかえてくれます。この店の「売り物」の一つが,韓国の番組を放送していることらしいのです。
日本-カタールは終盤にさしかかっていて,1対1。押され気味の試合で,そもそもあまり見る気がなかったので,いつしかテレビのことは忘れて飲んでいました。
お客さんも少なく,静かに飲むことができてよかったのですが,「韓国の食堂の活気と喧騒」を期待していたためもあって,やや期待はずれでした。
この次は,今里か猪飼野の活気あふれるコリアンタウンを探訪したいと思います。
コンスタントに出張しますが,いまだに溶け込めません。
東京育ちの自分にとっては異国の地という感じでした。
生野の病院には院内放送が朝鮮語の病院があると会社の先輩から聞きました。
探検のしがいがあります。
地元の友達がいるので私はそちらに連れて行って
もらいました。
青空の見える商店街が続いているので、明るい
ですが、大阪の元気で商売熱心な声もそこにはなくて、明らかな日本人観光客向けの店は今より
ずっとまばらで、やはり独立したDeepな雰囲気でした。
昼の時間帯でも人通りはやはり多くはありません
でしたけれど・・・・
今里には犬鍋や羊肉の店もありますね。