犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

チャジャンミョンの話②~種類さまざま

2007-03-11 04:41:00 | 食べる
 日本人がラーメンにうるさいように,韓国人もまたチャジャンミョンにうるさい。
 どこの中華料理屋に行こうかというとき,

「あっちのチャジャンミョンのほうがうまい」

「いや,こっちだ」

と言って,議論になる。私はどこのチャジャンミョンも大して変わらないと思うんですが。

 店によって,同じチャジャンミョンにも何種類かある。

 普通のチャジャンミョンは,麺の上にすでにチャジャン(餡掛け)がかかって出てくる。

「カンチャジャン」というのは,麺とチャジャンが別々に出てきて,自分でチャジャンをかけて混ぜる。かつ500ウォンほど高い。

 何が違うんだ!

 どうも,中身にもちょっと差があるようなのですが,私には測りがたい。

 また「サムソンチャジャン」というのもあって,「カンチャジャン」の高級版らしく,さらに500ウォン高い。
 サムソン(三鮮)とは,三つの海鮮(エビ,イカ,ナマコ)のことです。

「エンナルチャジャン」(昔風チャジャン)というのもありますね。これは,ジャガイモが入っているのが特徴らしいけれど,値段は普通のチャジャンミョンと同じか,むしろ安い。

 私のお気に入りは「炒めチャジャン」
 どこの店にもあるわけじゃなく,名前も「ポックムチャジャン」だったり,「チェンバンチャジャン」だったりする。
 要はチャジャンミョンを麺ごと炒めたものです。
 私の行きつけの店では,「コチュナクチチャジャン」といって,ナクチ(タコ)と青トウガラシがいっしょに炒められていて,かなり辛い。値段は6000ウォンで,チャジャンミョンとしては異例に高い。でもなかなか人気があります。

 たいてい,昼時の中華料理店では,3分の1ぐらいの人がチャジャンミョンを注文し,残りが,チャンポンポックムパプ(チャーハン。チャジャンがかかっている場合が多い)でそれぞれ20%前後。

 なお,ラーメンというメニューは,韓国の中華料理屋さんにはありません。ラーメンは粉食チプか便宜店(ピョンウィジョム=コンビニ)で食べるものです。

 とにかく,チャジャンミョンは韓国人がこよなく愛する国民食です。

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1 コメント

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コチュナクチチャジャン (ジミー荒川)
2007-04-22 09:07:37
四川炸醤麺は辛かったですが、コチュナクチチャジャンという辛いものもあるんですか。
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