出典:GOODCROSS
子どもの成長は速い。
同居している2歳の孫(三女の娘)の服とか靴は、ワンシーズンで着られなくなります。
「このズボンもつんつるてんだね」
「つんつるてん?」と三女。
「丈が短いってこと。使わない?」
「ああ、ぱっつんぱっつんのことね」
「ちんちくりんともいうかな」
「ちんちくりんは、変なっていう意味じゃないの?」
「それをいうならへんてこりんでしょう。へなちょことか」
「聞いたことないよ」
私の語彙が古すぎるのか、娘に伝わりません。
三省堂国語辞典(八版)で調べてみました。
つんつるてん:〔俗〕手足が出るほど、衣服のたけが短いようす。「つんつるてんのズボン」
ちんちくりん:〔俗〕①背が低い〈ようす/人〉。②衣服が短すぎて、せたけとつりあわないようす。〔その状態をおかしがって言うことば〕
「へんてこりん」は立項されていませんが、「へんてこ」の項にありました。
へんてこ:【変梃・ヘンテコ】〔俗〕変なようす。妙なようす。へんてこりん。
へなちょこ:【へな猪口】〔楽焼きの、そまつなさかずき〕〔俗〕未熟な者をばかにして言うことば。
へなちょこの語源が「猪口」で、「未熟な者」に対する悪口であることは知りませんでした。
また、 「ぱっつんぱっつん」は、「ぱつぱつ」の項にありました。
ぱつぱつ:〔俗〕①〔服などが〕きゅうくつで、はちきれそうなようす。「ぱつぱつのスーツ」。…④前髪を切りそろえるようす。▷ぱ(っ)つんぱ(っ)つん
確かに、前髪の形容で使うことが多いような気がします。
自分が使っていた言葉が娘に通じないのは、ちょっと寂しい気がしますが、そうやってことばは変化していくのでしょう。
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