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写真:李在明代表を見舞う文在寅前大統領
韓国の最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、去る8月31日から、日本の「核廃水投棄テロ」と、それを容認した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政府に抗議して、「無期限ハンガーストライキ」を行ってきました。
9月18日には、健康状態が悪化して病院へ搬送。そこへかつての盟友、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が見舞った写真が報道され、国民の同情を引こうとしました。
ここへ、とんでもないことが起こりました。
韓国の検察は9月18日、背任や外国為替取引法違反の容疑で、李在明代表の逮捕状を請求。国会議員を会期中に逮捕するには国会の同意が必要ですが、野党「共に民主党」が過半数を占める国会では、「逮捕同意案」は否決確実と見られていました。
ところが、21日の国会本会議の採決で、李代表の逮捕同意案が、なんと可決されてしまったのです。
韓国の国会議員は現在298人で、会議には295人が出席しました。可決のためには、出席議員の過半数(148人)の票が必要でした。
結果は、逮捕同意案に賛成が149人、反対136人、棄権6人、無効4人。可決必要数をわずかに1票上回りました。
韓国の最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、去る8月31日から、日本の「核廃水投棄テロ」と、それを容認した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政府に抗議して、「無期限ハンガーストライキ」を行ってきました。
9月18日には、健康状態が悪化して病院へ搬送。そこへかつての盟友、文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が見舞った写真が報道され、国民の同情を引こうとしました。
ここへ、とんでもないことが起こりました。
韓国の検察は9月18日、背任や外国為替取引法違反の容疑で、李在明代表の逮捕状を請求。国会議員を会期中に逮捕するには国会の同意が必要ですが、野党「共に民主党」が過半数を占める国会では、「逮捕同意案」は否決確実と見られていました。
ところが、21日の国会本会議の採決で、李代表の逮捕同意案が、なんと可決されてしまったのです。
韓国の国会議員は現在298人で、会議には295人が出席しました。可決のためには、出席議員の過半数(148人)の票が必要でした。
結果は、逮捕同意案に賛成が149人、反対136人、棄権6人、無効4人。可決必要数をわずかに1票上回りました。
野党の中から、30人近い「造反者」が出たことになります。
李在明代表は、昨年の大統領選挙戦のときから、「国会議員の不逮捕特権を放棄する」という約束をたびたび口にしてきたにもかかわらず、今回、本会議の前日に自党議員に「否決」を呼びかけて逮捕を免れようとしていました。
ハンガーストライキにしても、「核廃水投棄」(正しくは処理水放出)に抗議するなどと言っていたけれど、実際には、同情をひいて自身の逮捕を免れようとしたのではないか、などと疑われています。
そうしたことが、一部の野党議員の造反を招いたのでしょう。
李在明代表は、文在寅氏のハンスト中止の説得に対しては、点滴を受けながらハンストを続行すると言っていました。ところが、23日、医師からの強い勧告を受けて、ハンストを中止しました。
党内では、逮捕同意案可決の「犯人捜し」が始まっており、親李在明派と反李在明派の非難合戦も勃発。内紛が激化しています。
李在明代表に対する拘束令状は、元サンバンウル会長のキム・ソンテを通じて、北朝鮮に800万ドル(約11億8000万円)を送った容疑で、韓国の安全保障を脅かし、「無期懲役」になってもおかしくない重大犯罪です。
逮捕状発付の是非は、裁判所の令状審査にゆだねられますが、もし発布された場合、来春の総選挙での苦戦が予想され、現在野党が多数を占める国会で、与野党逆転が起こる可能性もあります。
しばらく、韓国政界の動きから目が離せません。
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