犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

一年ぶりの駐在員クラブ 

2007-02-23 00:47:08 | 飲む
 旧知の韓国人と,久しぶりに一杯やろうということになり,最近発見した店でカンジャンケジャンを食べました。

 カンジャンケジャンとは,カニの醤油漬け。新沙洞あたりだと二匹(二杯って数えるんだっけ?)で5万ウォンもしますが,この店は定食(一匹)が8千ウォン! 安い!!
 二人で焼酎を二本飲み,二次会は漢南洞へ。

 彼は日本語ができるので,韓国語禁止のJapanese Talking Barに行き,ギネスを一杯ずつ飲みました(ボトルを入れると高いから)。

 ここまでは実に理性的でした。

 実は彼,酔うと眠り込むという悪癖があるので,まぶたが重くなってきた時点で家に返し,一人で飲んでいた。
 そこにひょっこり入ってきたのが,ひと月ほど前ここで知り合った日本人観光客。なんでも,韓国ドラマにはまって,一日3箱吸っていたタバコをやめ,浮いた金(月3万円)を貯金して、定期的に韓国に遊びに来るという変わり者。今回は,二人連れでした。
 再会の嬉しさに,テキーラ(その店でいちばん安いボトル)を入れたころから,理性が失われ始めた。

「ぼく,小さいころ歌手になるのが夢だったんですよ。バンドに夢中になって,高校を中退して…」

 なんて昔語りを聞くうちに,

「よし,じゃあ歌おうか」

ってことになっちゃった。
 最初はノレバン(カラオケボックス)に行こうとしてたんですけどね。

「実はこのあたり,日本人駐在員相手のクラブがたくさんあるんですよ」

「えっ,じゃあ行こう,行こう! 連れてって。」

ってことになっちゃった。
 一応,割り勘の約束をとりつけたうえ,ほんとに1年ぶりぐらいに駐在員クラブへ。

「あ~ら,犬鍋さん,もう日本に帰ったのかと思ったわ。嬉しい~」

 ママさんの営業用の笑顔に,残っていた理性が吹き飛んだ。

 そのあとのことは,例によってよく覚えていませんが,結局,一晩で計30万ウォン以上を散財するはめに。トホホ…。

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