小学3年生の時、国語の授業でローマ字を習いました。
ひらがなをローマ字で書き表す方法ですね。
家に帰って、4学年上の兄に言いました。
「英語って簡単なんだね」
「何言ってんの? 英語とローマ字はぜんぜん別だよ」
兄は中学で英語を習っていました。
小3の私は、英語とローマ字の区別がついておらず、日本語をローマ字で表せばそのまま英語になると思っていたのです。
ところで、そのときに学校で習ったのは、「訓令式」のローマ字でした。
た・ち・つ・て・とを ta・ti・tu・te・to と書き表す方法です。
でもこれをアメリカ人に読ませると、
タ・チ・ツ・テ・ト
ではなく、
タ・ティ・トゥ・テ・ト
と読んでしまう。
なので、アメリカ人にとっては、ちは chi 、つは tsu としたほうが、日本語の発音に近い音で読めます。
それで、地名など、外国人のための表記では、千葉は Tiba ではなく、Chiba などと書くやりかた(ヘボン式)も使われるようになりました。
日本は長らく、公式には訓令式だけを認めてきましたが、ヘボン式のほうが世の中にいきわたっていることを鑑み、最近、方針を変更したそうですね。ニュースでやっていました。
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