以前、当ブログで韓国における非識字率(文盲率)について書いたことがあります。(→リンク)
それによれば、
1929~34年 ハングル非識字率 90%
1945年 非識字率:77.8%
1966年 非識字率:8.9%
1970年 非識字率:7.0%
2008年 非文解率:1.7%
1948年に李承晩大統領が最初の「ハングル専用法」を公布したときの、主たる目的は、文盲撲滅にあったと思われます。難しい漢字はさておき、とりあえずハングルは読めるようになろう、ということでしょう。
しかし、1961年に朴正煕大統領が強力な「ハングル専用、漢字廃止」を打ち出したときには、おそらく文盲はあらかた退治され、文盲率は10%前後にまで減っていたと思われます。
したがって、朴大統領の目的は文盲撲滅ではなく、民族意識の高揚にあったと思われます。この時期、朴大統領を「国籍ある教育」を掲げ、戦前の日本の教育勅語に似た「国民教育憲章」を小中学校の生徒たちに暗記させました。
日本語残滓はもちろん、漢字も外来の文字ということで排斥されたのだと思われます。
しかし、「漢字はもはや外国文化ではない、ウリ文化だ」という保守的な人々も多く、数年後には学校教育において「漢文」を復活させざるをえなかった。一方、政府の公文書や「看板」においては、漢字の復活を許さなかった。
数十年にわたりこうした方針を貫いた末、現代の韓国では漢字がほぼ追放されることになったわけです。
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