3月2日の当ブログで,角田房子さんの『わが祖国』をご紹介しました(禹長春)。
ところが,3月12日の新聞で,角田さんが今年の元旦に亡くなっていたことが報道され,驚きました(→リンク)。
95歳ということですから,天寿を全うしたといえましょう。
国際的な広がりをもつテーマを取り上げ,綿密な取材と検証に基づく質の高いノンフィクションを多数著しました。
韓国関係では,
『閔妃暗殺-朝鮮王朝末期の国母』(1988)
『わが祖国-禹博士の運命の種』(1990)
『悲しみの島サハリン-戦後責任の背景』(1994)
が有名です。
私は,韓国駐在中の休暇に訪れた南洋の島のホテルに,日本人観光客の置き土産として寄贈されていた『わが祖国』を読み,大いに感動して帰国後,その他の二冊も読みました。
それまでに満蒙開拓団や,太平洋戦争ものを多く手がけていたこともあり,アジアの政治的背景も踏まえて,けっして「贖罪史観」に陥ることなく論を展開しているのが印象的でした。
特に『わが祖国』は,いろいろ読んだコリア関係の書籍のなかで,文句なくトップ10に入る名著だと思います。
著書の多くは,現在絶版になっているようですが,ぜひお勧めしたい本です。
ところが,3月12日の新聞で,角田さんが今年の元旦に亡くなっていたことが報道され,驚きました(→リンク)。
95歳ということですから,天寿を全うしたといえましょう。
国際的な広がりをもつテーマを取り上げ,綿密な取材と検証に基づく質の高いノンフィクションを多数著しました。
韓国関係では,
『閔妃暗殺-朝鮮王朝末期の国母』(1988)
『わが祖国-禹博士の運命の種』(1990)
『悲しみの島サハリン-戦後責任の背景』(1994)
が有名です。
私は,韓国駐在中の休暇に訪れた南洋の島のホテルに,日本人観光客の置き土産として寄贈されていた『わが祖国』を読み,大いに感動して帰国後,その他の二冊も読みました。
それまでに満蒙開拓団や,太平洋戦争ものを多く手がけていたこともあり,アジアの政治的背景も踏まえて,けっして「贖罪史観」に陥ることなく論を展開しているのが印象的でした。
特に『わが祖国』は,いろいろ読んだコリア関係の書籍のなかで,文句なくトップ10に入る名著だと思います。
著書の多くは,現在絶版になっているようですが,ぜひお勧めしたい本です。
胸打つ氏の人柄なのでしょうね。
Amazonで早速注文をしました。
お陰で、いろいろと知識が増えてまいります。
読み終えましたら韓国の年配者にもお貸しします。
ありがとうございます。