最近、たまりにたまった書類を整理しシュレッダーにかけているのですが、いろいろと面白いものが見つかり作業が中断されてしまいます。
過去に参加した研修会の資料やレジュメなど、今こそ私に役立つなぁと思えるものも々あります。
そのうちのひとつに「わたしメッセージ」を図表化したものがありました。
「わたし」メッセージ(「わたし」を伝える)
「あなた」メッセージ(「あなた」を裁く)
という二つに分かれており、それぞれに二つずつ紹介されています。
これが簡潔にして核心をついていますので紹介したいと思います。
まずは「わたし」メッセージ
メッセージの種類:気持ちメッセージ
送り手の心理:「わたしはいまこんなふうに感じています」
メッセージの意味:いま・ここで湧いている「わたし」の感情を、評価をまじえず、あのままに相手に伝える。
メッセージの種類:理解メッセージ
送り手の心理:「わたしはいまあなたをこんなふうに感じています」
メッセージの意味:いま・ここで感じとれている「あなた」のありのままを受容しているとを相手に伝える。
次に「あなた」メッセージ
メッセージの種類:否認メッセージ
送り手の心理:「あなたはダメです」
メッセージの意味:相手を「わたし」の枠組みから評価し否定して、いまのままの「あなた」は受容できないことを相手に伝える。
メッセージの種類:解決メッセージ
送り手の心理:「あなたはこうすべきです」
メッセージの意味:相手の力が信頼できないから「わたし」の枠組みにそって「あなた」変えようと、相手に命令している。
さて、みなさんどうでしょうか。
普段、相手との関わりの中で、そういう応対をしていますか?
私は、このカウンセリングに出会うまでは、ほとんどが「あなた」メッセージでした。
否定して解決策を与えることが「優しさ」だと思っていたんですね。
相手を変えてあげようというおごった気持ちですね。
たとえば「これはあなたのためなんですよ」とか「あなたのことを思って言ってるんですよとか。
こういう言葉って言うのは、私の本当の思いの表れでしょうから、大事なのは口先けじゃなく「信頼という関係」「受容という関係」ということですね。
その関係が築けていれば、言葉もついてくるのでしょう。
このプリントをもらったころは、「へぇ、そうなんだ」って言う程度のもので、「できれ意識してみよう」ってくらいでしたかね。
今は、このことが重要なことで、基本的なことで、そして難しいことだと学ばせてもらいました。
普段の生活ではなかなか難しいのですが、エンカウンターグループや法座でこのことが意識できているかいないかで、関わりは大きく違ってきます。
9月のワークショップまであと1ヶ月をきりましたが、非常にいいタイミングでこのプリントに出会えました。
これも大きな流れの中のひとつの出来事でしょうね。
締め切り日はまだ先ですが、定員になり次第締め切ります。
今の時点で空きは2名分。
迷っておられる方はぜひお申込ください。