法座とカウンセリングに参加したんで、しばらくそちらの話が多かったけど、今回は久々に親子コミュニケーションの話題。
子どもの言動に悩まされることって、いっぱいありますよね。
言うことを聞かない、嘘をつく、他人をいじめる、汚い言葉遣いをするなどなど。
親としてはどうしてもそういう「表に表れている」部分に困り、心配し、どうしようかと思ってしまいますよね。
そういう問題を「解決したい」ということはもちろんですし、そうするための行動がもとめられたりもするんでしょうが、それは他の方に相談していただくとして、わたしはちょっと別の側面で考えて見ます。
何も問題を起こさない「良い子」がいます。
親にとっては願ってもないことですが、なかには「言いたいことを言わずに、やりたいことをやらずに我慢している」というケースもあります。
そうなる環境ってこともいろいろ考えたいのですが、それは今は置いておきます。
それに対して、なにか問題を起こして手のかかる子どももいます。
そのすべてがそうだとは言いませんが、そういう言動ってその行為そのものとは別に誰かへの「メッセージ」がこもっていると思います。
単純に言うと「かまって欲しい」んですね。
兄弟がいたりして、下の子は当然幼い分手がかかる…そういうとき「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」我慢しなさいって言うことありませんか。
なんどもなんども、そういわれ続けると、やっぱり我慢します。
がんばって「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と。
でも、まだまだかまって欲しい。
そういうときに、思わぬ言動に走っちゃうんですね。
そういうときに、しつけであったり教育であったりして、怒って二度としないように指導することも必要です。
ただ、同時に「なにかメッセージを訴えてる?」ということもちょっと考えてみてください。
とうぜん、そういう思わぬことをされたときはこちらがびっくりして感情的にもなりますし、困惑もしますしね。
(そういうときに、相談できる相手がいるとちょと冷静になれるんで助かるんですが)
ちょっと分かりづらい話になってきましたが、「言動の裏に、メッセージがある」ってことを頭の隅にでもおいといて欲しいんです。
そういうメッセージを「発信してもムダだ」と子どもが判断してしまったら、「じゃあ、もっとすごいことをして振り向いてもらおう」とエスカレートするか、「もう聞いてもらえない」と閉じこもってしまうか、そういう望まない形につながっていくこともありますから。
親も、子どもも、「つながっていたい」という思いは同じです。
親子コミュニケーション 28 「自分の中にも起こりうる話」
親子コミュニケーション 27 「話し手・聞き手のルール」
親子コミュニケーション 26 「葛藤ということ」
親子コミュニケーション 25 「成長を信じる関係」
親子コミュニケーション 24 「Keep On Smilin' 笑おうや」
親子コミュニケーション 23 「子どもの話したいこと」
親子コミュニケーション 22 「聞いてもらえる体制作り」
親子コミュニケーション 21 「私メッセージ」
親子コミュニケーション 20 「11~19のまとめ」
親子コミュニケーション 10 「1~9のまとめ」