あるニュース記事を見て感じたことです。
大阪府の橋下知事と、「府民討論会」というものが開かれたそうです。
政治的に知事の発言から思わされることもあるのですが、このブログはその辺を問題にするつもりはありません。
体罰に対する認識なんかもネタには出来るんですけどね。
問題にしたいのは、そこで繰り広げられる大人たちの態度ですね。
知事側は、今回に限らず暴言気味に相手を煽る手法を良くとります。
ある意味、そうされることで討論相手も本気で食いついていきやすいので、なぁなぁの話し合いで終わるよりは良いですね。
ただ、その暴言の多くが対象を「決めつけ」でまとめて煽るのは、多くの…特に子どもの目に触れる立場の人には考えてもらいたいですね。
「お前らみんな○○やろ!」っていうのは、子どもの口げんかの常套句で、たいてい根拠なく勢いで発せられるものです。
こういう決めつけって結構傷つくんですね。
大人がそんな見本を見せて欲しくないものです。
それより問題なのは、知事の発言途中で出てくる相手側の野次。
言いたいことがあるのは分かるのですが、人の発言途中でそれをさえぎって発言していいものじゃありませんね。
「他人の話は最後まで聞きなさい」という知事の言葉は当たり前すぎて、大人がこういうことから諭されなければいけない姿を公衆の面前でさらすのはいただけないですね。
今回は、その発言した方々が「教育関係者」だということですので。
(もっとも、それは報道に書かれていただけで、本当にそうかは分かりませんが。)
普段、生徒たちに「他人の話は最後まで聞きなさい」と教えているはずです。
身をもって示して欲しいですね。
子どもに「話を最後までちゃんと聞きなさい」と教えるならば、子どもの話・言い分もちゃんと最後まで聞いてあげるという見本を示したいですよね。
秋には運動会や学芸会など、子どもの姿を観にいく機会が多いですね。
子どもたちに「静かにみましょう」「じっとみましょう」ということを教えるのは、大人たちですよね。
自分の子どもの出番以外はおしゃべりしてたりしませんか?
自分の子どもを写真とったりビデオとったりするために、他人の前に割り込んでいませんか?
そういう姿を、子どもたちは結構シビアに見てますよ。