コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

小P連 交流会 1

2011-10-01 17:07:08 | PTA

昨日書いたとおり、花背山の家での交流会に参加しました。

花背山の家は長期宿泊研修の会場になっているところで、私自身は5月に自校の長期宿泊研修にボランティア参加して以来2度目の訪問。

天気はあいにくでしたが、素敵な交流が出来ました。

 

集合は京都市役所前、9時10分。

当初の予定だった7月の時は、私が所属している部会が早めに行って受付役ということで、8時45分集合。

私の勘違いで、この役割もそのままスライドしてると思って、8時半には集合場所へ。

思い込みってのは怖いものです。

まぁ、遅い時間を想定しているよりは良かったし、早めに来られていた理事会の役員さんたちともいろいろ話できたんで無駄ではないですね。

 

事前に班のリーダーを引き受けていたので、バスに乗り込み班の自己紹介やスケジュールの確認。

後半は山道になるので早めに必要な出来事は済まし、後は近くの席の方々と交流。

 

この交流会は、普段の理事会と違い会長に留まらず多くの役員さんたちも参加。

(残念なことに私が所属する南支部からは私一人だけ…この辺に課題あり)

交流会に参加される方はやはりそれなりの意識を持っておられるので、最初からPTA活動に関する具体的な話題で盛り上がります。

 

1時間強バスに揺られ、会場の花背山の家に到着。

入所式のあと、K小学校校長先生のお話で、長期宿泊研修の取り組みの講義。

7月の予定ではこの時間で野外炊飯カレー作りの交流予定だったけど、今回は他の利用者との兼ね合いで変更。

でも、この講義がすごく刺激になった。

 

私自身、自校の長期宿泊学習にボランティア参加したので、事前のミーティングから当日の内容まで詳しく聞いていた。

しかし、このあたりは学校ごとの裁量なのか特色なのか、K小学校の取り組みはちょっと違っていた。

「いたれりつくせり」ではなく、「子どもたちに考えさせる=自立を目指す」趣旨をしっかりと軸においた計画で、聞くだけで体力的に負担がかかりそうなものだが、「ぜひやりたい」という熱意と、それを理想に終わらせず実現するための事前折衝や準備などをしっかりした上での「負担」であって、「無茶」とはちょっと違う。

(一番実現したかった小学校から花背まで”歩いて”入所の計画は無茶だったようで断念されたが)

自然体験を重視した、山登りや山中キャンプ場での宿泊は、K小学校の児童が普段から長距離を歩いて登校する子が多いという条件もあるだろう。

市街地で平坦な通学路しか経験していない学校ではちょっと基礎条件が異なってくる。

 

学校行事でのこういう場合の考え方は難しいものがあると思う。

保護者としてはやはり危険・無理は避けたいと思うし、付き添い側が徹底的に配慮して、子どもの負担を減らす方向を考えると思う。

 

たとえば、今回のK小学校では、途中一泊するキャンプ地に持っていく荷物を「自分たちで考えてリュックに詰めなさい」という指導がされたようだ。

不安からか、着替えから寝具から一通りつめないと気がすまない子が居る。

もちろん、荷物は多くなり、山歩きの際に重さが負担になる。

「自分で考えてつめるんやから、重たくても自分で持って行きや」という指導になる。

一方タオル一枚だけつめて「僕は着替えへんからこれだけでいい」という子が居る。

「自分でそう思ったんやったら、足りひんもんがでてきても文句言うなよ」と笑顔で受け止める。

 

私の学校だったら、しおりなどにしっかりと必要なものを記載して、誰もが必要なものだけそろえて出発するように指導してもらうことを望むだろうし、実際そういう対応だったと記憶してる。

 

どちらが良い悪いではなく、「そういう考え方もあるな」とK小学校の試みに関心を持った。

 

もちろん、そういう考え方で動くためには、ただの思い付きではなく事前に校内で十分検討し、PTAとも話し合いを重ねて来られ、また山の家の専門家に意見を聞き折衝されたたのだろう。

この長期宿泊というイベントだけでなく、普段から教職員やPTAとの関係をしっかり築かれているからこそだと思う。

(校長先生の人柄も多分にあるとお見受けする)

 

ただ、面白いからと真似するわけには行かないことでもあることは承知の上で、でもこういう考え方をしている学校もあるよってことは、機会を見つけて自校や支部のPTAに紹介してみたいと思っている。

 

まだ午前のイベントの話だけだけど、長くなったんで今日はここまで。