コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

小P連 交流会 2

2011-10-05 17:10:24 | PTA

 

ちょっと予定が多く、書きたいことがあるのになかなか打ち込むことが出来ませんでした。

刺激を受けるINPUTに対して、OUTPUTにかける時間の確保がままならない状態ですね。

しかし、時間は経過すれど、私の中で経験となって、一つ一つの出来事が身についていっている気がします。

 

ということで、刺激を受けた直後と今とで多少”熱”の具合が変わってるかもしれませんが(しかも途中まで打ち込んでるんで、前後半で勢いが変わってるかも)小P連の交流会の話題を。

 

花背山の家の施設見学(雨のため本館と宿泊棟だけですが)と昼食を終え、午後のプログラム「ワークショップ」へ。

参加者を8つのグループに分けて、基本的に同じ課題「PTA活動に対する悩みを打ち明け合おう」ということで、同時に「子どもたちのかけがいのない未来のために、何を伝えていきたいか」というものを掲げている。

 

グループのメンバーは事前に組まれており、バスの乗車時にはグループごとに固まり、車内で自己紹介や歓談を済ませている。

また、食事もグループで固まってとっているので、この時間までに少しは(初対面よりは)縮んだ距離感で。

 

 

事前に、グループのリーダーを承っていて、同時にこのワークの進行役もすることになっていた。

グループ内の進め方は、「リーダーに一任」ということだったので、同じグループになった方には申し訳ないが私流の進め方をした。

 

こういうワークのときは、”通常”は「課題を出し、問題点を絞って、検討し、対応策を導く」というのが理想だと思う。

しかし、私の場合は参加者が抱えているものを”打ち出す”というプロセス部分を大事にしたく…というか、そのプロセス部分が好きだ。

乱暴な言い方をすれば、短時間で結論を導くことはこだわらない。

 

ということで、備品としてポストイットが支給されていたので、ブレーンストーミングとKJ法を参考に進めることにした。

 

悩みを打ち明けあおうという趣旨にしたがって「PTA活動で困っていること」をテーマに5分間(2分延長したが)各自ポストイットに自分の思う「困っていること」を1枚1テーマで書き出してもらう。

順番に発表してもらい、発表者と同じあるいは似たことを書いていたらその人にも表明してもらう。

こうやって問題点を羅列しながら、似たものをまとめて問題を絞り、どのテーマを掘り下げるか検討して進めようかなと。

 

ところが、最初のテーマを出された方がその思いをじっくり打ち出してくださった。

私にはそれが楽しく、またその方の熱が心地よく、課題の表明だけできることをせず、じっくり打ち出してもらうことにした。

その流れに反応して、ほかの方もどんどん「抱えている」ものを打ち出していってくださった。

そう、対応策を導くより、「今・ここ」にいる一人一人が、「今・ここ」に持っているものを共有してすごす時間…結構心理的なワークになったかもしれない。

 

悩みの中心は、「あいさつ」ということを通じての今の子どもたちのありようだったり、PTA役員のなり手を捜す困難さから、自分たちの活動が知られているのだろうか?というものまで。

具体的な解決策まで行かなくても、各自が行っている努力なども共有しているだけで、それぞれが打ち出し・受け止めることが、そこにはあった。

 

あまりに楽しくて、全員の課題発表すら終わらないうちに、規定時間が来てしまった。

(時間配分できなかったのは私のミス、ごめんなさい)

 

結局まとめ切れなかったので、発表役の方には申し訳なかったが、成果発表のトピックには現れない部分での充実が、このグループにはあったと思う。

 

トピックに対する思いもあるんだけど、これまた流れの部分だけで長くなっちゃった。

結構大事な課題だったんで、親子コミュニケーションのテーマとして後日取り上げる手もあるかなと。

 

 

 

このワークをはじめるにあたって、「誰かの意見を非難・批判することはやめて、『私はこう思おう』というかたちでお願いします」ということだけ一言言わせていただいた。

ほんのそれだけのことでも、「あぁ、そういう進め方は大事ですね」と気づいて下さる方が居られた。

ちょっと僭越なところもあるかもしれないが、自分の”学び”を信じてこういうことは打ち出していってもいいなと思える。

 

 

この話し合いで受けた刺激と、課題を持って、昨日は「学校運営協議会」、今日この後「南P連会議」、明日は「小P連理事会」と続く。