生涯学習の部屋

資格取得数238。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

大学院とは・・・

2012年07月29日 06時40分11秒 | ちょっと立ち止まって・・・
産能院時代のことを思い出して、ちょっと、考えてしまったことがある。

大学卒業後、リカレント教育として再び大学に入学したのは2004年4月のことである。通信教育課程の産能大学に入学するのであるが、入学当初は大学院にいくことなんて、全く、これっぽっちも、思っていなかった。

当時の私は資格取得に勤しむ、周囲から見れば「資格マニア」と呼ばれる部類の人間だった。

産業カウンセラー資格が取りたいと思ったのだが、単位が足りず、そこでたまたま目に付いた産能大学産業心理コースに入学するわけである。心理学や経営学(HRM)なんかも興味があったので、願ったり叶ったりの大学であった。

入学以前も、ビジネス・キャリア制度の受験資格を得るために、産能総研の通信講座を50講座ぐらい受講しており、それだけで大学卒業までの学費以上だったことも理由の一つだった。

無論、入学相談会で丁寧に相談に乗ってもらったことも大きな要因である。(逆に、今年1月の入学相談会で邪険にされて、今は産能から一切手を引いた状況でもあるのだが・・・)

社会人大学生をやっていた当初は、大学院進学など、眼中になかったわけだが、ゼミに入る際、「希望者調書」に進学予定の大学院という項目があって、そこらへんから意識をし始めたような気がする。先般、お亡くなりになったM先生のゼミは、希望者が多く、場合によっては選抜になるかもしれないとのことで、調書の空欄を減らそうという思いだったのだろう。

また、Mゼミと同様に名物ゼミだったKゼミが、結構、大量に大学院進学者を出しており、そのライバル意識から大学院に進学してやろうと思ったかもしれない。そのKゼミは、確か、名簿も完備しており、そこに進学先等かかれていたと聞き及んでいる。(ちなみに、Mゼミで名簿ができたのは私達の代からだと記憶している)

それに加えて、進学先を選択するに当たり、大きな影響を持つ「御方」に出会ったのも運命であろう。その「御方」に出会わなければ、産能大学大学院には進学していないはずだから(笑)

さすがに一つ目の大学院は勝手がわからず、右往左往したものだし、「そもそも社会人が仕事の合間に大学院なんてムリだ」と苦悩したものである。職場においても、同じ部署の方々は理解してくれた(と思っているだけかもしれないが)が、他の部署においては、「何故、早く帰るのか」とクレームが出たと聞き及んでいる。故に、2年目からは平日履修を極力回避した。

そんなこんなで、「体重10キロ減」「上部消化器系の疾病」「頭頂部の脱毛」という大きな犠牲を払ってMBA(経営情報学修士)を取得したわけである。

2つ目の大学院でも「書けない、書けない!」と髪を掻き毟り、3つ目の大学院でも「間に合わない、間に合わない!」と髪を掻き毟り・・・とうとう、掻き毟る髪の毛が無くなる寸前まで到達してしまった!

最近は、剃髪し、出家することを考えるまで思いつめている・・・(前にも言ったが、真宗大谷派は剃髪の必要はない)

まあ、そんな話はこれぐらいにして・・・(といいつつ、親鸞は「愚禿釈親鸞」と名乗っていたんだよな~)

博士課程はともかく、修士課程はそれほど苦難の道ではないと思っています。なんやかんやいいつつ、3つの大学院をすべて2年で修了していることからも証明できるでしょう。それなりにエネルギーはかかるでしょうが、頑張ればなんとかなる世界。

入学試験があるので、それなりに目標のある人、根性のある人、肝が据わった人でないと務まらないし、入学してしまえば、ご学友や指導教官からの影響でやらざるを得なくなる。また、社会人向けなのである程度仕事の影響があってもクリアできるようなカリキュラムになっている。

とはいえ、何もしなければ、何もならないというのも事実。特に通信制大学院は「ご学友」の刺激が少ない分、モチベーションを維持するのが一苦労。

やってみるとそれなりに楽しいし、それなりに苦しいのが大学院。そして頑張ればなんとかなるというのも私の経験則としてあげておきます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寄附講座のご案内が・・・

2012年07月29日 06時19分47秒 | 生涯学習
産業能率大学大学院事務課より「ミニストップ株式会社寄附講座のご案内」のメールが届いた。

産業能率大学大学院の修了生は、1科目2万円の受講料で授業を履修することができる。確か、一般向けでは12万円する講義であるが、修了生が引き続き学び続けることができるように、ご配慮いただいている。

>ミニストップ株式会社現役経営層、管理層の講話による寄附講座(「小売空間
>をデザインする」独自の経営戦略を学ぶ)が後学期に開催されます。
>産業能率大学大学院マネジメント大学院コース修了者を対象とした聴講制度を
>利用のうえ、興味のある方は積極的にご参加ください。

寄附講座だけでなく、本学で開講される授業は、産能のネットワーク、あるいはコンサルタントを兼ねる先生方の人脈から、有名企業やユニーク会社の経営者、管理職、創業者等々が講師を務めることが多い。

ただ単に経営者を呼んでくるだけなら、そこらのセミナーと同じなのだが、やはり、スケールが違いすぎる。本当なら数百名でも軽く呼べる経営者に対し、学生は多くて50名程度(修了生や在校生が自由に出席できる場合)、少ないケースなら20名にも満たないくらいの小規模な講義なので、経営者との距離が非常に近い。

そして、聴講する我々は学生の立場なので、利害関係無く、自由な発言が可能となる。とはいえ、私の場合は、ある程度、ゲストに配慮した質問をしてきたつもりである。じっくり講義を聴いていれば、話し手が、特に力を込めて説明しているテーマはすぐに理解できる。その点について、自分の知識を交えて質問すればいいのだけである。

まあ、有名企業ということで、講義の内容以外の「メディアに流れる情報」について質問する学生もいるが、私は、その手の質問はあまり好きではない。せっかくの授業に対し、尊敬の念がなさすぎる・・・どのような講義であれ、教壇に立った方リスペクトの対象であり、その話された内容について、礼をもって質疑応答すべきと思っている。

リスペクトはするが、教室においては、経営者であろうと、平凡なサラリーマンであろうと、対等な関係であり、卑屈になる必要もなければ、こびへつらうことも無用である。

そういう意味で、産能MBAでの学びは、私の学習スタンスに大きな影響を与えてくれた。本当に感謝している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする