昨日の日経新聞朝刊3面の記事。
「2014年大卒の就職活動に明るさが見えてきた」という記事の出だし。5月、前年比8.6%増の内定率とのことだ。「内定率が上昇したのは、主に大企業が有望な学生の囲い込みを急いだため」と記事は伝える。
記事によると、コニカミノルタ人事部では、「現時点で採用予定人数の採用予定数の98%に内定を出した」とのこと。大手銀行や商社でも4月の第1週に内定が集中したようだと書かれている。
「内定率は改善しているものの、企業は大学による選別を強める傾向にある。」と新聞には書かれている。いわゆる大学間での二極化が進んでいるというのだ。早稲田大学キャリアセンターでは「すでに6割程度の学生が内定を得ているもよう」とし、あるいは、法政大学では「内定を獲得した学生は半数以上と見られる」といった風に、有名校の学生は内定を順調に伸ばしているが、一方で「現在の内定率は2割程度」という大学もあるそうだ。
企業は大学生を選別せざるを得ないらしい。人気企業では、エントリーシートのインターネット受付が万単位にも届くため、限られた期間内で「すべてに目を通すことは不可能」との声がある。人材コンサルティング企業が、約500社調査したところ、重点的に学内説明会などを行う「ターゲット校」を設定する企業は、14年卒で52%に達しているそうだ。しかも、ターゲット校を20校以下と回答した企業は8割以上ということだ。
この結果からすると、52%の企業においては、ターゲットとされる20校以内にないと、8割以上の企業で、かなり採用が厳しくなるといわざるを得ない。エントリーシートの段階で、既に大学間で差別化がはかられている。それを不平等というのは簡単だが、現実に、人事部の採用人員が足りない以上、どうしようもない現象なのかもしれない。
採用するのは企業。だからこそ、やりたい仕事や入りたい企業を想定して大学を選択することも必要なのかもしれない。そういう先見性を高めれば高めるだけ、就職のときに困る可能性が低くなっていくのではないだろうか。故に、大学入学前にもキャリア教育が必要だと思っている。
「2014年大卒の就職活動に明るさが見えてきた」という記事の出だし。5月、前年比8.6%増の内定率とのことだ。「内定率が上昇したのは、主に大企業が有望な学生の囲い込みを急いだため」と記事は伝える。
記事によると、コニカミノルタ人事部では、「現時点で採用予定人数の採用予定数の98%に内定を出した」とのこと。大手銀行や商社でも4月の第1週に内定が集中したようだと書かれている。
「内定率は改善しているものの、企業は大学による選別を強める傾向にある。」と新聞には書かれている。いわゆる大学間での二極化が進んでいるというのだ。早稲田大学キャリアセンターでは「すでに6割程度の学生が内定を得ているもよう」とし、あるいは、法政大学では「内定を獲得した学生は半数以上と見られる」といった風に、有名校の学生は内定を順調に伸ばしているが、一方で「現在の内定率は2割程度」という大学もあるそうだ。
企業は大学生を選別せざるを得ないらしい。人気企業では、エントリーシートのインターネット受付が万単位にも届くため、限られた期間内で「すべてに目を通すことは不可能」との声がある。人材コンサルティング企業が、約500社調査したところ、重点的に学内説明会などを行う「ターゲット校」を設定する企業は、14年卒で52%に達しているそうだ。しかも、ターゲット校を20校以下と回答した企業は8割以上ということだ。
この結果からすると、52%の企業においては、ターゲットとされる20校以内にないと、8割以上の企業で、かなり採用が厳しくなるといわざるを得ない。エントリーシートの段階で、既に大学間で差別化がはかられている。それを不平等というのは簡単だが、現実に、人事部の採用人員が足りない以上、どうしようもない現象なのかもしれない。
採用するのは企業。だからこそ、やりたい仕事や入りたい企業を想定して大学を選択することも必要なのかもしれない。そういう先見性を高めれば高めるだけ、就職のときに困る可能性が低くなっていくのではないだろうか。故に、大学入学前にもキャリア教育が必要だと思っている。