生涯学習の部屋

資格取得数241。6つの修士と18の学士と2つの短期大学士。MBAサラリーマンの生きがい発見生涯学習奮闘記。

『大学通信教育に学ぶ人のためのスタディガイド』

2013年06月06日 21時35分09秒 | 読書
以前、読んだ本なのだが、書架から出して読み直してみた。

やはり、好きにはなれない1冊。なぜなら、この本を書いている方は「慶應通教」の出身者で、しかも、その後、慶應義塾大学大学院を出るほどの人物。本の内容は正論すぎるため、反論することはできない。まっとうな大学通信教育の履歴であり、まさにスタディガイドである。

第1章から飛ばしている。「精神論だけでは卒業できない」という一文から始まり、「序盤(入学後約2年以内)に退学する人」「中盤に退学する人」「終盤(卒論に入ってから)に退学する人」と、いとも冷静に分析している。それはそれで参考になるのかもしれないが、辞める人の傾向と分析を丁寧にされても、私はあまりうれしくない。

それに、ことさら、大学院を難しいところに祭り上げて、恐怖心を煽っている。せっかく、大学通教を卒業したなら、大学院という進路を夢見てもいいはずだ。しかし、p.82には「修士課程であれば、所定の単位を修得したうえで、修士論文を提出し、面接試験に合格しなければならない。修士課程は2年とされているが、入学してからの勉強は、かなりハードである。1年次には、6~7科目を履修することになるが、そうした授業はほとんど英語論文や専門書の輪読である。少人数のこともあり、順番はすぐにまわってくる。」

こんな文章を読んで、大学院修士課程に行きたいと思う学生がいるだろうか・・・無論、そういう教育を行っている大学院もあるだろう。しかし、私の行った大学院なら、英語抜きでも修了できる。まあ、将来のために、意識的に英語の文献も読んでいるが、遅々としてすすまず、苦労しているのだが、無くても修了できる大学院は掃いて捨てるほどある。

私のブログのように、あまりに悲壮感が無さ過ぎるのも罪作りかもしれないのだが、この本のように、困難極まりない聖地として、特別視するのも、逆に大罪ではないかと訝っている。

博士課程ではなく、修士課程の話なのである。修士課程で修了生ゼロの大学院って、そんなにあるのだろうか?修了している人がいるのなら、きっと、あなたにもできるはずである。入学できれば、条件はそう大差はないのだから。

とはいえ、私の知らない見方からの大学通信教育がかかれているので、それなりには興味の湧く1冊ではあるのだが。
コメント
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センター試験廃止へ!

2013年06月06日 05時31分17秒 | その他
本日の日経新聞1面に踊った記事!

本当なら、驚愕すべきニュースなのですが、既に、かなり前から知っていた内容なので、特段、驚くべきもないものでした。やはり、教育というものに、一般社会人より深くかかわっているため、知る機会が増えているのでしょうね。

それにしても、複数受験できることはいいことだと思います。しかし、この制度改正の大きなポイントは、大学サイドで「独自の2次試験」がなされること。これにより、わずか1点にも満たない差で合否を決めるのではなく、面接や独自の判断基準で、より意欲のある学生を合格させることが可能となります。

ゆえに、多様な学生を、大学サイドは合格させることができることになります。しかし、大学全入の時代、一部の大学を除くと、効果は限定的になるかもしれませんね。
コメント (2)
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