今朝の日経新聞朝刊の23面にあった記事。
『「就業力」育て』という表題。就業力って何なのかよくわからないが、大学がランキングされて1位~40位まで掲載されている。新聞では、就業力=文部科学省が2010年度に「大学生の就業力育成支援事業」の中で使い始めた。となっているが、ネットで検索すると、以下の記事がでてきた。
>文部科学省の「大学生の就業力育成支援事業」は、平成22年度~26年度の5カ年が予定されていたが、
>2011年11月の行政刷新会議の「事業仕分け(再仕分け)」により、平成23年度限りでの廃止に追い
>込まれた。
新聞を読んでもよくわからない。総合首位に立った東京外国語大学の記事では、交友関係分野では100%が「学内に2人以上の友人がいる」「学外に年齢の異なる友人がいる」と答えたそうだ。
えっ、就業力だよね?何で「学内に2人以上の友人がいる」ってことが評価の対象となるのよ??
あるいは、8位の東京大学の記事では「彼氏・彼女がいると答えた学生は全体平均の38%を上回る50%に達し学業だけでない学生生活が垣間見える」と書かれている・・・
もう一度言うが、「就業力」だよね?何で「彼氏・彼女」が関係あるのよ??
そもそも、ランキングのスコアは「学業」「課外活動」「交友関係」「就業観」の4分野で構成されるアンケートを学生に対して実施しているそうだ。それって、自分の学校の評価を自分が決定することになり、明らかに利益相反が生じるシステムとなっている。
しかも、学生の主観。2位の横浜国立大学では、「先輩・後輩との付き合いがある」と答えた学生が100%、「学生生活は楽しい」と答えた学生が94%・・・そんなの、意味ないでしょ!100歩譲って・・・先輩・後輩がどれだけの新密度や信頼度で結ばれているかが大切であり、上辺の100%なんて意味がない。加えて、学生生活が楽しいってくらい曖昧な基準はないだろう!
そもそも、1位~40位に就業力の高そうな「京都大学」も、「名古屋大学」も、「九州大学」も、「東北大学」も入っていない。あるいは、今、注目度トップクラスの「国際教養大学」も入っていない。あるいは、「金沢工業大学」「豊田工業大学」といった就職に強い大学も入っていない。
謙虚な学生が多いのかもしれない。あるいは、「日経就職ナビ登録」の学生限定で、しかも、インターネットで集計したことが、なんらかのバイアスを与えたのかもしれない。そんなことを考えてしまう記事であった。
『「就業力」育て』という表題。就業力って何なのかよくわからないが、大学がランキングされて1位~40位まで掲載されている。新聞では、就業力=文部科学省が2010年度に「大学生の就業力育成支援事業」の中で使い始めた。となっているが、ネットで検索すると、以下の記事がでてきた。
>文部科学省の「大学生の就業力育成支援事業」は、平成22年度~26年度の5カ年が予定されていたが、
>2011年11月の行政刷新会議の「事業仕分け(再仕分け)」により、平成23年度限りでの廃止に追い
>込まれた。
新聞を読んでもよくわからない。総合首位に立った東京外国語大学の記事では、交友関係分野では100%が「学内に2人以上の友人がいる」「学外に年齢の異なる友人がいる」と答えたそうだ。
えっ、就業力だよね?何で「学内に2人以上の友人がいる」ってことが評価の対象となるのよ??
あるいは、8位の東京大学の記事では「彼氏・彼女がいると答えた学生は全体平均の38%を上回る50%に達し学業だけでない学生生活が垣間見える」と書かれている・・・
もう一度言うが、「就業力」だよね?何で「彼氏・彼女」が関係あるのよ??
そもそも、ランキングのスコアは「学業」「課外活動」「交友関係」「就業観」の4分野で構成されるアンケートを学生に対して実施しているそうだ。それって、自分の学校の評価を自分が決定することになり、明らかに利益相反が生じるシステムとなっている。
しかも、学生の主観。2位の横浜国立大学では、「先輩・後輩との付き合いがある」と答えた学生が100%、「学生生活は楽しい」と答えた学生が94%・・・そんなの、意味ないでしょ!100歩譲って・・・先輩・後輩がどれだけの新密度や信頼度で結ばれているかが大切であり、上辺の100%なんて意味がない。加えて、学生生活が楽しいってくらい曖昧な基準はないだろう!
そもそも、1位~40位に就業力の高そうな「京都大学」も、「名古屋大学」も、「九州大学」も、「東北大学」も入っていない。あるいは、今、注目度トップクラスの「国際教養大学」も入っていない。あるいは、「金沢工業大学」「豊田工業大学」といった就職に強い大学も入っていない。
謙虚な学生が多いのかもしれない。あるいは、「日経就職ナビ登録」の学生限定で、しかも、インターネットで集計したことが、なんらかのバイアスを与えたのかもしれない。そんなことを考えてしまう記事であった。