小平市立中央図書館で借りてきた1冊。
やはり資格の研究家として、資格取得者の書いた勉強法という本は、興味が湧くものである。今回は、税理士・中小企業診断士・気象予報士等の難関資格取得者の方が書かれた本である。
表紙の「働きながらどんな試験も合格できる!」っていうのは、概ね誤りといえる。人生、不可能はないと思われ勝ちだが、年齢制限で既に受験できない試験も多数存在する。今の私では、先般ご紹介した「ひよこ鑑定士」になることもできなければ、競馬の騎手にもなれなければ、将棋のプロにもなれなければ、国家公務員試験も年齢的に合格できないのだから。
といった揚げ足取りはこの程度にして・・・この本のいっていることは正しい。朝であれ、夜であれ、毎日最低1時間勉強することができれば、ある程度の資格は合格する。特に、税理士のような永久不滅の科目合格型の資格なら、サラリーマンにぴったりといえるのかもしれない。中小企業診断士も、期間限定ながら科目合格の制度があるので、取りやすい資格といえる。ただ、サラリーマンが闇雲に取得するには、莫大な取得コストと維持コスト及び時間が必要となるのであるが・・・だから、私は取らない。
要は、学べばその分、なんらかの成果が現れるわけである。ほとんどの人が忙しいというエクスキューズに、自分を甘やかせているのであり、この本は、朝を活用して勉強すれば?と提案しているに過ぎない。
で、早起きしても大丈夫なように、睡眠時間を確保しなければならないのだが・・・この本のp.59にそのためのルールが3つ掲載されている。
ルールその1:
飲み会は一次会で、もしくは21時くらいには必ず帰る。
ルールその2:
同じグループ、同じメンバーでの飲み会への出席は、たとえば2回に1回出席するなど、工夫する。
ルールその3:
テレビはだらだら見ない。パソコンの電源は入れない。
以上3つが、筆者が資格を取得するために科したルールだそうだ・・・
無理!ここまでしないと「税理士」や「中小企業診断士」や「気象予報士」に合格できないのなら、私は資格が欲しいとは思わない。サラリーマンが資格を取る話をするのであれば、会社を辞めずに、サラリーマンが実践して、かつ会社との共存を果たしていることを証明しないと。ルール1~3を実践しつつ、会社に留まることは困難に思えて仕方がない。
私自身、夜間の大学院に行っていたときは、大学院の授業を終えて、会社に戻って、2次会から参加していた。また、基本的に体調不良がなければ呼ばれた飲み会には参加している。テレビも見るし、パソコンも繋がっている。いくら資格が取れるからといって、社会人が言われもなく不義理をするのは、私的にはNGである。
というか、この著者自身、p.155において「気象予報士は独学で、税理士試験は全科目学校に通い、中小企業診断士一次試験は学校の通信講座、二次は独学で受験しました」と言っている。結局、税理士試験は専門学校での学習であり、その時間を捻出できるか否かの話でしかない。
批判的なことばかりでは申し訳ないので・・・この本で最もすばらしい一文は、「もうイヤだ」という気持ちをどう克服するかについて書かれた一文。p.169にある「試験を受けるために勉強するのは、あなたの決めたことであり、あなたの将来につながることです。」という文である。続いてp.170には「苦しいときこそ「何のための勉強か」を思い出そう」と書かれている。
そう、何かにつけ、学ぶという決心をしたのは自分自身。ゆえに自己責任なのである。そういうところを再認識させてくれるところはよい一文とおもっている。
無論、「1週間で取れる」とか、「楽々取れる」とか、努力なくして資格が取れるという「夢物語的勉強法」よりかは、ずっーーーーーーーと良心的な本である。ただ、私とは流派を異にするため、このやり方がぴったりの方にのみ、お勧めすることとしたい。
やはり資格の研究家として、資格取得者の書いた勉強法という本は、興味が湧くものである。今回は、税理士・中小企業診断士・気象予報士等の難関資格取得者の方が書かれた本である。
表紙の「働きながらどんな試験も合格できる!」っていうのは、概ね誤りといえる。人生、不可能はないと思われ勝ちだが、年齢制限で既に受験できない試験も多数存在する。今の私では、先般ご紹介した「ひよこ鑑定士」になることもできなければ、競馬の騎手にもなれなければ、将棋のプロにもなれなければ、国家公務員試験も年齢的に合格できないのだから。
といった揚げ足取りはこの程度にして・・・この本のいっていることは正しい。朝であれ、夜であれ、毎日最低1時間勉強することができれば、ある程度の資格は合格する。特に、税理士のような永久不滅の科目合格型の資格なら、サラリーマンにぴったりといえるのかもしれない。中小企業診断士も、期間限定ながら科目合格の制度があるので、取りやすい資格といえる。ただ、サラリーマンが闇雲に取得するには、莫大な取得コストと維持コスト及び時間が必要となるのであるが・・・だから、私は取らない。
要は、学べばその分、なんらかの成果が現れるわけである。ほとんどの人が忙しいというエクスキューズに、自分を甘やかせているのであり、この本は、朝を活用して勉強すれば?と提案しているに過ぎない。
で、早起きしても大丈夫なように、睡眠時間を確保しなければならないのだが・・・この本のp.59にそのためのルールが3つ掲載されている。
ルールその1:
飲み会は一次会で、もしくは21時くらいには必ず帰る。
ルールその2:
同じグループ、同じメンバーでの飲み会への出席は、たとえば2回に1回出席するなど、工夫する。
ルールその3:
テレビはだらだら見ない。パソコンの電源は入れない。
以上3つが、筆者が資格を取得するために科したルールだそうだ・・・
無理!ここまでしないと「税理士」や「中小企業診断士」や「気象予報士」に合格できないのなら、私は資格が欲しいとは思わない。サラリーマンが資格を取る話をするのであれば、会社を辞めずに、サラリーマンが実践して、かつ会社との共存を果たしていることを証明しないと。ルール1~3を実践しつつ、会社に留まることは困難に思えて仕方がない。
私自身、夜間の大学院に行っていたときは、大学院の授業を終えて、会社に戻って、2次会から参加していた。また、基本的に体調不良がなければ呼ばれた飲み会には参加している。テレビも見るし、パソコンも繋がっている。いくら資格が取れるからといって、社会人が言われもなく不義理をするのは、私的にはNGである。
というか、この著者自身、p.155において「気象予報士は独学で、税理士試験は全科目学校に通い、中小企業診断士一次試験は学校の通信講座、二次は独学で受験しました」と言っている。結局、税理士試験は専門学校での学習であり、その時間を捻出できるか否かの話でしかない。
批判的なことばかりでは申し訳ないので・・・この本で最もすばらしい一文は、「もうイヤだ」という気持ちをどう克服するかについて書かれた一文。p.169にある「試験を受けるために勉強するのは、あなたの決めたことであり、あなたの将来につながることです。」という文である。続いてp.170には「苦しいときこそ「何のための勉強か」を思い出そう」と書かれている。
そう、何かにつけ、学ぶという決心をしたのは自分自身。ゆえに自己責任なのである。そういうところを再認識させてくれるところはよい一文とおもっている。
無論、「1週間で取れる」とか、「楽々取れる」とか、努力なくして資格が取れるという「夢物語的勉強法」よりかは、ずっーーーーーーーと良心的な本である。ただ、私とは流派を異にするため、このやり方がぴったりの方にのみ、お勧めすることとしたい。